2009年のTADTEで展示されたXT-97 | |
概要 | |
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種類 | アサルトライフル |
製造国 | 中華民国(台湾) |
設計・製造 | 國防部軍備局205兵工廠[1] |
性能 | |
口径 | 5.56mm、9mm[1] |
銃身長 | 370mm |
使用弾薬 |
5.56mm NATO弾 9x19mm NATO弾 |
装弾数 | 各種STANAG マガジン |
作動方式 | ガス圧式[1] |
全長 |
850mm(ストック展開、以下全て銃身5.56mm) 770mm(ストック縮小) 580mm(ストック折りたたみ)[1] |
重量 | 4kg(マガジン除く)[1] |
発射速度 | 850 RPM |
銃口初速 | 920m/s |
有効射程 | 600m[1] |
XT-97(XT-97突擊步槍)は、中華民国の國防部軍備局205兵工廠で開発中だった試作アサルトライフルである。2008年に研究開発が始まり、2009年の台北国際航空宇宙及び国防工業見本市(台北國際航太暨國防工業展、TADTE:Taipei Aerospace & Defense Technology Exhibition)で初めて公開された。 その後、205兵工廠などでのテストを繰り返しプロジェクトは発展解消、『XT-101突擊步槍[2]』の研究開発へと移行している。
XT-97は2000年代中期以降に先進各国軍向けに開発が始まった「次世代アサルトライフル」同様のモジュール化構造とレイルシステムを有しており、外観はSCARに酷似した上MP5を合わせたような形となっている。 また、特徴的なバレル上部に移設された再装填ハンドルによって、内部設計は65式歩槍系統から大きく逸脱していることを示唆している。ストック部は伸縮&折り畳み式である。
野外での迅速なバレル変更可能なよう設計されており、口径5.56mmに替えてサブマシンガン用の9mmの銃身と銃弾、より火力のある7.62mm NATO弾と銃身を用いることも可能となっていた。射撃モードはフルオートと単発の2種[1]。
配備先は一般兵科のみならず、空挺部隊や海軍陸戦隊、砲兵や機械化部隊および二輪部隊の兵員自衛用を想定していた。
XT-97は非戦闘部隊向けテスト用に少量生産が行われた。[3]