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『いたずらきつつき』(Hatch Up Your Troubles、1949年5月14日)はトムとジェリーの作品のひとつである。
1949年アカデミー短編アニメ賞ノミネート作品。1956年にThe Egg and Jerryとしてリメイクされた。
なお、日本での放送時に『ジェリーとたまご』の題名で放送された事がある[要出典](当時子供たちの悪戯がエスカレートして、悪戯が社会悪的に取られていた為である)。
庭の木にキツツキの巣があった。だがキツツキの母親が出かけている間にキツツキの卵が巣から転がり落ちてしまう。最終的にジェリーの寝床まで辿り着き、そこでキツツキの子が孵化する。
キツツキの子は刷り込みでジェリーを「ママ」と思い込み懐き始める。初めは世話をしてやろうとしたジェリーだったが、キツツキの子はジェリーの家の家具を次々とクチバシで削り粉々にするためとても手に負えない。巣へ帰してもいつの間にか戻って来てしまう。
ジェリーに無理矢理追い出され庭をトボトボ歩いていたキツツキの子は、何気なく近くでトムが座っていた椅子の足を削る。それに気付いたトムはキツツキの子の頭にジュースをかけるが、対しキツツキの子は怒って仕返しをする。
トムはキツツキの子を追い掛け回すが、キツツキの子の助けを呼ぶ声を聞いたジェリーがそれを阻止し始め、追いかけっこに発展。
そんな中ついにジェリーを捕まえたトムは、手近にあった斧でとどめを刺そうとし、さらにその邪魔立てをするキツツキの子もくちばしにコルク栓をねじ込んだ上で電柱に縛り付けてしまう。トムがジェリーを襲うのに夢中になっている間に足でコルク栓を引き抜き紐も削り取ったキツツキの子は、三角関数でトムとの間合いを計算し、正確な長さで電柱を切り倒し、トムの脳天に直撃させる。
ジェリーが無事を得たところでキツツキの母親が姿を現す。本当の「ママ」と再会を果たしたキツツキの子は母親に抱かれ飛び去って行く。喜ばしくも寂しさを感じるジェリーだったが、再びキツツキの子が戻って来てジェリーにキスをするのだった。