うる星やつら
2022年版テレビアニメのロゴ。漫画、1981年版テレビアニメなどで使用されたロゴからデザインが一部変更されている。
ジャンル
SF ・ギャグ ・恋愛 ・少年漫画
漫画
作者
高橋留美子
出版社
小学館
掲載誌
週刊少年サンデー
レーベル
少年サンデーコミックス(SSC) 少年サンデーコミックスワイド版(SSCW) 小学館文庫(SB)
発表期間
1978年39号 - 1987年8号
巻数
全34巻(SSC) 全15巻(SSCW) 全18巻(SB)
話数
全366話
アニメ
テレビアニメ
1981年版(1981 - 1986)
2022年版(2022 - 2023・2024)
劇場版
OVA
了子の9月のお茶会(1986)
アイム・THE・終ちゃん(1987)
夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? (1987)
怒れ!!シャーベット(1988)
渚のフィアンセ(1988)
電気仕掛けの御庭番(1989)
月に吠える(1989)
ヤギさんとチーズ(1989)
ハートをつかめ(1989)
乙女ばしかの恐怖(1991)
霊魂とデート(1991)
ザ・障害物水泳大会 (2010)
テンプレート - ノート
プロジェクト
漫画
ポータル
漫画
『うる星やつら 』(うるせいやつら、ラテン文字表記: Urusei Yatsura [ 1] )は、高橋留美子 による日本 の漫画 作品。週刊少年サンデー (小学館 )にて、1978年39号から1987年8号まで連載された。第26回(1980年度)小学館漫画賞 少年少女部門受賞作。略称は、「うる星」[ 2] 。2020年11月時点で累計発行部数は3500万部を突破している[ 3] 。
浮気者の高校生・諸星あたる と、彼を愛する一途な宇宙人美少女・ラム を中心に架空の町、友引町や宇宙や異次元などを舞台にしたドタバタラブコメディ 。
その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは1980年代 のみならず以降の漫画界とアニメ 界に衝撃を与え、当時の若者たちの圧倒的支持を受けて一大ブームを引き起こし、若者文化にも影響を与えた。
高橋留美子の初期代表作であり、後年、本作と『めぞん一刻 』について、(作者自身の)「20代の漫画で自分の青春」と語っている[要出典 ] 。
1978年に短期集中連載作品として『週刊少年サンデー 』(以下、『少年サンデー』)に初掲載され、好評であったため1979年に月刊連載化・不定期連載化された。当時高橋はまだ大学生であったため、約20 - 30Pの作品を数カ月おきに連載していたが、大学を卒業すると同時に週刊連載に移行。そして、1980年に『少年サンデー』にて本格的週刊連載となり(第1回の本格連載は面堂終太郎 登場話である原作第23話「トラブルは舞い降りた!!」)、一週およそ16ページの連載が続けられた。定期連載以降、最終話まで作者都合による休載はない。
あだち充 の『タッチ 』と共に、当時の『少年サンデー』を支える二本柱となるほどの人気作品となったことからテレビアニメ 化・アニメ映画化もされ、単行本34巻(全366話)に及ぶ長期連載作品となった。最終回時点では『がんばれ元気 』を上回り、『名探偵コナン 』に塗り替えられるまでは『少年サンデー』史上最長巻数だった。
不定期連載時は恋愛要素が皆無で、ドタバタやSFをメインにしたギャグ要素が非常に強かったが、週刊連載になり話が進むにつれて恋愛をメインに、ギャグをサブにした雰囲気、いわゆるラブコメ の作風に変化させてゆく。後半にゆくに従って、笑いの要素を抑えた、非常にシリアスなストーリーも盛り込まれていく。そこに高橋留美子の持ち味の奇想天外なキャラクターなどを絡ませつつ、恋愛、学園モノからSF、妖怪、幽霊、伝奇、スポーツ、冒険、格闘、歴史など、ある意味「なんでもあり」の世界観を打ち出し、長期連載作品となっていった。定期連載時や、読み切り作品(たとえば『ザ・超女 』)のようなギャグ要素の強い作風は、一部がのちの『らんま1/2 』に引き継がれていった。
当初は諸星あたるを中心として話が展開することが多かった。高橋は当初、いろんな災いを呼び寄せる受身のキャラクターであるあたるでは、毎回の話を作るのに行き詰まってきたため、短期連載の後半から週連載への移行を境に、あたるをもっと楽観的で積極的な浮気性のキャラクターに変化させていく。すると、今度はラムがあたるを追いかけるストーリーばかりになり、後半はラムの扱いに苦労したという。したがって、藤波親子の登場前後の週連載の前期までは、様々なキャラクターが登場してはあたるとラムの関係に絡みつつ話を展開していくパターンが多かった。藤波親子の登場あたりの中期 - 後期にかけては、次第にそれまで登場したキャラクターたちの再登場や、竜之介と弁天、レイとクラマ姫等のサブキャラ同士を絡めたり、それまで登場したキャラの近親者や関係者などを登場させて話を展開させるなど、群像劇に近いものとなる。回によってはあたるやラム以外のキャラクターを中心となって話が進み、そこにあたるやラムが登場はするものの傍観者に留まり重要な役割を果たさないエピソードも多くなる。
物語のほとんどが一話完結型。登場人物は基本的に進学、卒業などがなく、週刊連載開始後は、あたるやラムたちは友引高校2年生(開始当初・短期連載時は1年生)のままである。ただし正月 、節分 、七夕 、クリスマス などのいわゆる年中行事 は、連載の掲載時期にあわせて毎年行われ、最終回までこの設定は貫かれた。ただし、あたるの浮気性の改善や面堂の暗所恐怖症の原因究明のため過去に行く話や、「系図」や因幡くんのシリーズ連作などで未来に行くエピソードでは、登場人物は相応に若かったり大人になったりしている。
『うる星やつら』というタイトルは、高橋のデビュー作のタイトル『勝手なやつら 』の名残を残し、かつ作品の宇宙的なイメージから当時の編集長田中が名付けた。連載開始当初のタイトルロゴはおどろおどろしい感じのデザインであった[要出典 ] 。
また、サブタイトルには「思い過ごしも恋のうち 」(サザンオールスターズ )「酒と泪と男と女」(河島英五 )「かけめぐる青春」(ビューティ・ペア )、「ないものねだりのI Want You 」(C-C-B )、「絶体絶命 」等のヒットソング名を度々用いているほか、本作と同時期に『少年サンデー』で連載されていた作品のタイトルから語句を拾ってサブタイトルにしたこともある(宮本武蔵編)。
単行本は少年サンデーコミックス版が全34巻、1989年から1990年にワイド版が全15巻、文庫版が1998年から1999年にかけて全18巻で刊行された。単行本の新装版が2006年11月から2008年3月にかけ毎月2巻ずつ刊行、2016年1月には『少年サンデー』連載時のカラーページを全集成した『うる星やつらパーフェクト★カラーエディション』(上下)が刊行された。他にコンビニコミック 版が度々出されている。
高橋は「『うる星』はやろうと思えば、いつまでも連載を続けられる安全パイなんだけど(いわばこれは20代の漫画であり)、勢いがあるうちに終わらせたかった」と、少年サンデーグラフィック誌[ 4] でのインタビューで語っている。また、自身がお気に入りの作品は原作第3話の「石油が町に降る話」(原題「悲しき雨音」)と、水乃小路飛麿が最初に出てきた話(原題「白球に賭けた青春」)と、あたるが幽霊少女・望の願いに応える「最後のデート」。一番気に入っているコマは、「最後のデート」で、あたると幽霊の望がデート中に花火を見上げているシーンだという。
中盤あたりで、マンネリになってきたため「もう終わらせよう」という意識もあったらしいが、「藤波竜之介 と父」というキャラが登場して、女らしくなりたい竜之介とそれを邪魔する父親という両者の行動原理が明確だった彼らが、かなり動かしやすかったため、その後藤波親子が絡んだエピソードが数多く作られた。高橋本人も「竜之介親子にはかなり助けられた。あの二人がいなかったら『うる星』はもっと早く終わっていたかもしれない」と語っている(詳細は藤波竜之介 のリンクを参照)。従って、二人は高橋がもっとも気に入っている部類のキャラクターであり(なお、一番好きなキャラクターは「サクラ」)、次作主役の「らんま1/2 」の乱馬と父のモチーフにもなった。
この物話の主役については、「私はあたるが主役であると思っています」と語っている。
宇宙人である鬼族が、地球侵略を仕掛ける。鬼族は圧倒的な技術力と軍事力を保有しており、武力で容易に地球を手に入れるのでは簡単過ぎて面白くない。そこで、鬼族代表と地球代表とが一騎討ち で戦い、地球代表が勝った場合、おとなしく帰り、地球代表が敗れた場合、地球を占領すると宣言した。その一騎討ちは、鬼族の伝統に従い『鬼ごっこ 』で行われ、期限内に地球代表が鬼族代表の角を掴むと地球の勝ち、鬼族代表が逃げ切ると鬼族の勝ちというものである。
地球 の命運を賭けた「鬼ごっこ 」の地球代表に選ばれてしまった高校生の諸星あたる は、当初やる気がなかったものの、恋人で幼なじみである三宅しのぶ の色恋仕掛け(勝ったら、結婚してあげる)により、彼女と結ばれたいがために鬼族代表のラム を追いかけ始める。あたるがラムを追いかけつつ発した「勝って結婚じゃぁ〜」の一言は、あたるが恋人で幼なじみのしのぶを想っての発言であったが、ラムは自分に求婚しているのだと勘違いし、それを受け入れてしまう。そのため、鬼ごっこには勝利、地球は侵略を免れるが、ラムは諸星家に住み着いてしまう[ 注釈 1] 。
こうして、恋多き男・あたると宇宙から来た押しかけ女房・ラムの果てしなき鬼ごっこが始まる。そして、友引町はさまざまな災いや奇妙な出来事に巻き込まれていく。
友引高校
正式名称は「区立友引高校」。主人公のあたるやしのぶが通い、ラムや面堂、ランが転校してきた高校である。高校名はあたるの「類希なる凶相の持ち主」という設定から派生したものである。この校名の初出は原作では第13話「系図」。あたるらのせいで騒動が起こり最悪校舎が破壊されたり、宇宙人などが来訪したりする。
少なくとも2年は7クラスあり、あたるのクラスである2年4組は生徒数は面堂の転校時点で46人である。なお、2年4組は生徒指導部にとっては要注意クラスである。その中でも特にあたるとその友人の白井コースケは危険人物とされている。
なお直接劇中の舞台になっていないが、となりに別の女子高がある。あたるらがしばしば問題を起こし、時には校舎が半壊する事態になっても退学させることはなかったが、友引高校の6組の生徒がとなりの女子高の生徒を妊娠させた時にはその生徒を退学処分としている[ 注釈 2] 。浜茶屋 「海が好き」の崩壊以降、購買部には竜之介の父が勤務している。
友引町
舞台となる友引町は原作では東京 の練馬区 にある設定となっている。これは原作第5話の「絶体絶命」において、ラムによるあたるとしのぶの逢引電話妨害を起因とした2度に渡る自衛隊 機消滅事件のニュースにおいて判明する。また、1981年版アニメ では武蔵小金井 にあるとされ、劇中[ 注釈 3] でメガネが叫んだセリフから判明している。これは当時、アニメを製作していたスタジオぴえろ が小金井市にあったことによる。なお、友引町の名は友引高校より後になって登場する。一方、2022年版アニメ では東京にあるとされているが、具体的な場所については一切触れられていない。
コンビニコミック版(My First BIG)[ 編集 ]
コンビニコミック版(My First BIG SPECIAL)[ 編集 ]
連載終了以降一度も再現されなかったカラー原稿を初めて収録。両巻とも、再アニメ化に合わせて2022年2月20日に第2刷が発行された。
初代単行本全34巻を完全再現し、特製BOXとして発売された。
本作は1981年にアニメ化されて以降、1980年代を代表する人気作となり、2022年には再びアニメ化された[ 24] (なお、ここでは前者を「1981年版アニメ」、後者を「2022年版アニメ」とする)。
4年半(1981年10月 - 1986年3月)に渡る初代テレビアニメシリーズ(フジテレビ系列 ほかにて放送)[ 24] 、6作の劇場版、12作のOVA が製作され、商品化においても100億円以上売り上げる大きな成功を収めた。LP は7作がオリコン LPチャートで10位以内にランクインしている。
原作の人気に加えて、スタッフの暴走と揶揄される押井守 や伊藤和典 の先鋭的な演出や、当時若手の実力派アニメーターによる作画からアニメファンからも注目されるようになった。それによってアニメ界の異才をあまた輩出した伝説的な存在となっている。また、1980年代 の国産アニメで盛んに行われていたアニメーターの「お遊び」的な作画により、騒動や人ごみ(モブシーン)の中に『めぞん一刻 』を始めとするさまざまな高橋キャラがしばしば「隠れキャラクター 」的に登場しているほか、本作と全く関係のない他の漫画・映画・アニメのキャラクターもしばしば登場している。劇場アニメ第2作『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 』は、押井守監督作品の原点であり押井の出世作でもある。
小学館 の創業100年記念作品として再アニメ化[ 25] 。1981年版アニメからスタッフ・キャストを一新し、完全新作として4クールにわたって製作された[ 25] 。放送はフジテレビ の深夜アニメ枠『ノイタミナ 』ほかにて行われ[ 25] 、第1期は2022年10月から2023年3月まで、2クール連続で放送された[ 26] 。第2期は2024年1月から6月まで、2クール連続で放送された[ 27] 。
うる星やつら ラブリーチェイサー
1985年、ポプコムソフト (小学館)より発売。PC-8801シリーズ 、FM-7 シリーズ他。パズルゲーム 。
第2回ポプコムコンテスト最優秀賞受賞作。ポプコムというパソコン雑誌の読者投稿によるゲームで、うる星キャラが駒に使われているという代物。内容はラムの駒を動かし、他の女性キャラの駒にくっつくあたるの駒を電撃で引き離し、最終的にラムとくっつけるのが目的。
試験に出るうる星やつら
1986年、キティエンタープライズより発売。PC-8801シリーズ。クイズゲーム 。
問題はうる星に関するものを1,200問収録。クイズ内容はかなりマニアックであり、難易度は高い。問題を進めるたびにグラフィックやBGMが変わって行く。
うる星やつら 〜恋のサバイバル・バースディ〜
1987年、マイクロキャビン より発売。PC-8801シリーズ、X1 シリーズ、MSX2 <メガROMカートリッジ>他。アドベンチャーゲーム 。
ゲームオリジナルストーリー。面堂了子から誕生会の招待状を受け取ったあたる。了子の許へ早く着いた優勝者には、了子から(女性参加者には終太郎から)のキスがもらえるというので、早速あたるは奮起する。しかし、面堂家の敷地内は迷路のようになっており、さまざまな罠が待ち受けていた。グラフィックが当時の原作のタッチに良く似せてある。
うる星やつら ラムのウエディングベル
1986年10月23日、ジャレコ より発売。ファミリーコンピュータ 用ソフト。アクションゲーム 。
同社のアーケードゲーム 『モモコ120% 』のキャラクターをラムに置き換えた作品。BGMに『ラムのラブソング 』が使われている。
うる星やつら STAY WITH YOU
1990年6月29日、ハドソン より発売。PCエンジン 用ソフト。アドベンチャーゲーム 。
オリジナルストーリーのコマンド形式のアドベンチャーゲーム。プレイヤーはあたるに扮し、失踪したしのぶやその他女性キャラを巡る。メディア供給がCD-ROM のためグラフィックが豊富で、メインキャラクターがアニメ同様の声優陣でしゃべるのが特徴。
うる星やつら 〜ディア マイ フレンズ〜
1994年4月15日、ゲームアーツ より発売。メガCD 用ソフト。アドベンチャーゲーム。
諸星家に突然降り立った謎の少女。少女はラムを気に入り自分の世界へ引きずり込んでしまい、あたるはラムを探しに行く。「STAY〜」同様、CD-ROMによるメディア供給のため、グラフィックはほぼ全編アニメーションで、かつフルボイスでしゃべる。作画はアニメ版に関わっていた中嶋敦子 、遠藤麻未 によるものだが、顔付きが「らんま1/2 」のタッチに近い。内容は「STAY〜」同様オリジナルだが、原作の最終話以降の成り行きを引き継いでいるようなエピソードになっている。
うる星やつら
1982年、バンダイ より発売。電子ゲーム 。
あたるを左右に操作しガールハントをするという内容。ラムにやられるとミス。
うる星やつら ─ミス友引を捜せ!─
1992年7月3日、やのまん より発売。ゲームボーイ 用ソフト。ロールプレイングゲーム 。
あたるが校内ダンジョンの中を巡り、ライバルを蹴散らしながら、校内の美女(しのぶ、サクラ、ラムなど)の写真を収め、その写真の中から学校一の美女を決める。Wizardry に類似した3Dマップを採用しており、3DダンジョンRPG としての完成度は決して低くない。また、アイテム「こたつ」を使うと強敵「こたつねこ」の動きを止められるなど、原作ファンの興味を引く仕掛けも多い[ 28] 。
うる星やつら エンドレスサマー
2005年10月20日、マーベラスインタラクティブ より発売。ニンテンドーDS 用ソフト。アドベンチャーゲーム。
ラムが通販で「大恋愛シミュレーションマシン」を購入し、あたるを自分になびかせようとする。しかし、あたるはそんな事も知らず、相変わらずガールハントに勤しむ。プレイヤーはあたるを操作して街中を練り歩き、夏休みの1ヶ月の間にさまざまなキャラクター達と出会い、時に臨海学校などのイベントが進められてゆく。
3作共にツクダホビー より発売。
うる星やつら 恋は移り気
男性 キャラのうち1人を受け持ちガールハントをくりひろげるカードゲーム。女性 キャラクターも多数登場する。簡単なミニゲームもある。
うる星やつら スクランブル ラムを奪回せよ!〜あたるVS面堂軍団〜
うる星やつら 友引町買い食いウォーズ
買い食い取締り週間の攻防をゲーム化したものである。キャラクターの特性を出すため、キャラクターカード化し、格闘力や体力などがデータ化されている。生徒側はいかに買い食いし、教師、生活指導部はいかに阻止するかを競うものである。
パチンコ
CRうる星やつら シリーズ(奥村遊機 )
CRうる星やつら(2001年12月)
CRうる星やつら2(2005年1月)
CRうる星やつら3(2007年5月)
CRうる星やつら Forever Love(2011年3月)
CRうる星やつら 電撃LOVE ATTACK(2014年5月)
Pうる星やつらシリーズ(ニューギン )
Pうる星やつら~ラムのLoveSong~(2019年6月)
Pうる星やつら~Eternal Love Song~(2024年6月)
パチスロ
パチスロうる星やつらシリーズ(銀座 )
Lパチスロうる星やつら(ニューギン、2024年4月)
『小説 うる星やつら』全5巻(金春智子 著、高橋留美子 原作、小学館)[ 29]
第1巻
第2巻 1984年3月発行、ISBN:4091217028[ 30]
第3巻 1984年6月発行、ISBN:4091217036[ 31]
第4巻 1984年11月発行、ISBN:4091217044[ 32]
第5巻
『英訳・うる星やつら』全4巻(高橋留美子 原作、斎藤宏, ブルース・M.ウィルカースン 訳、小学館)[ 33]
第1巻 1983年4月発行、ISBN:4091208851[ 34]
第2巻 1983年9月発行、ISBN:4091218067[ 35]
第3巻 1984年4月発行、ISBN:4091218180[ 36]
第4巻 1985年1月発行、ISBN:409121830X[ 37]
芸能人では西村知美 が熱狂的なファンの一人として知られている。西村は芸能界デビュー前、アニメ版のシナリオ公募に応募したこともあり、選考では残り20作品程度までの中に残っていたという。西村が芸能界デビュー後の1990年に出版した『夢幻童子』にはそのシナリオが収録され、SF翻訳家の大森望 は、「意外に面白い」との感想を述べている[ 38] 。西村は高橋の短編集など他の作品も全て鑑賞している。
国外では、本作の作品名を自分たちのバンド名にしたロックバンドもいる。それがスコットランド で1993年に結成され、1995年にメジャーデビューしたロックバンドウルセイ・ヤツラ である。メンバーが日本好きで、本作にちなんで命名したものだが、高橋から「うる星やつら(Urusei Yatsura)」という名称の使用許可が下りなかったため、日本やアメリカでは「Yatsura(奴ら)」と名乗っていた。なお、Urusei Yatsura は2001年に解散 、メンバーの一部は新たにProjekt A-ko(元ネタは同じく日本のアニメ『プロジェクトA子 』)を結成している。アメリカ合衆国のミュージシャンマシュー・スウィート がプロモーションビデオ にアニメうる星やつらの映像を使用し、肩にラムのタトゥーを彫ったことも知られている。
1978年にまだ本作が不定期連載だった頃に円谷プロダクション とよみうりテレビ が本作を実写化させる企画もあったが、製作には至らなかった。
新谷かおる が自身の漫画作品『エリア88 』の最終回 で最後の1ページ丸々使ってのスタッフロールを行った際、当時『うる星-』を連載していた高橋は「私が『うる星-』の最終回でやりたいと思っていたのに、先を越された」と言い、悔しがったという(ガイナックスのCD-ROM『新谷かおる Art Collection』での新谷へのインタビューより)。結局「うる星やつら」でも、最終ページで半ページの大コマにスタッフが書き込まれる形になっている。
柏葉幸子 の児童文学『たぬき親父』に「うる星やつらのまんがを読んで涙する父親」が登場する。なお、『たぬき親父』は教育出版 の教科書『中学国語I』にも取り上げられている。
『GS美神 極楽大作戦!! 』では、作中で、この漫画の1エピソード(「GS美神'78!!」)のときの事件を基に高橋が『うる星やつら』を書いたことになっている。このネタは、椎名高志 が高橋から特別に許可をもらって作られた。椎名高志が結婚した女性は元・漫画家 で高橋留美子の下でアシスタントをした経験がある。
小学館 で金春智子 著『小説うる星やつら』全5巻、ワイドカラー版で『英訳うる星やつら』全4巻(斎藤宏とブルース・M.ウィルカースン共訳)、『うる星やつらソングbook』が1983年 - 1985年に刊行された。
2014年にサントリー食品 炭酸飲料 『リゲイン エナジードリンク 』のテレビCM「3、4時間」篇で、女優のすみれ がラムのコスプレ で実写出演。「勇気のしるし 」をアレンジした曲を川本真琴 が歌い、「3、4時間戦えますか?」をキャッチコピーにした[ 40] 。
2015年4月4日、大泉学園駅 北口に直結する歩行者道路「大泉アニメゲート 」に練馬区にゆかりのある漫画作品のブロンズ像を設置。高橋作品からは『うる星やつら」が選ばれ、トラ柄ビキニを身に着けてキュートに微笑むラムのブロンズ像が展示されている[ 41] 。
2019年に東京ガス のテレビCM「電気代にうる星やつら/ 登場」篇で、深田恭子 がラムの、寺田心 がテンのコスプレで実写出演。CMソングとして「ラムのラブソング 」の替え歌が使われた[ 42] [ 43] 。
^ なお、原作第1話では勝利後にあたるがラムの母星に連れて帰られそうなところで終わり、第2話ではラムは一切登場しない。原作での同居は3話以降からとなる。
^ 第29話「この子はだあれ」序盤
^ 第110回・133話。
^ “URUSEI YATSURA ”. VIZ Media . 2020年7月17日 閲覧。
^ めぞん一刻文庫版第1巻巻末あとがき
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^ 『劇場版 うる星やつら完結篇 ボーイミーツガール』(大判で刊、1988年)に収録
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^ 留美子, 1957-, 高橋 (1985). 英訳・うる星やつら . 東京: 小学館. https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001723410-00
^ 大森望『現代SF1500冊 乱闘編 1975-1995』太田出版 、2005年、p.198
^ 『アニメージュ 』1987年8月号。
^ リゲインの新TV-CMに「うる星やつら」のラムちゃんが実写版で登場だっちゃ! マイナビウーマン 2014年7月1日
^ “練馬のアニメの新名所『大泉アニメゲート』オープン!アニメのまちの玄関口で等身大モニュメントたちがお出迎え! ”. 練馬アニメーションサイト (2015年4月4日). 2015年7月7日 閲覧。
^ 東京ガスにしないと損だっちゃ!深田恭子&寺田心が「電気代にうる星やつら」に 、コミックナタリー、2019年7月8日 21:45。
^ 深田恭子、東京ガス新CMで『うる星やつら』ラムちゃんに変身 肩出しワンピースで「だっちゃ」連発 (1/2) 、ねとらぼエンタ、2019年07月08日 14時56分 公開
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