『くたばれキャベツ野郎』(くたばれキャベツやろう、原題:L'Homme à tête de chou)は、セルジュ・ゲンスブールが1976年に発表したアルバム。
本作は、「キャベツ頭の男」と呼ばれる男と、理髪店のシャンプー係だった女性マリルーを中心とする物語となっているコンセプト・アルバムである。ジャケットに写っているキャベツ頭の男の彫刻は、ゲンスブールが購入したクロード・ラランヌの作品[3]。
「マリルーとレゲエ」は、ゲンスブールが初めてレゲエを取り入れた楽曲で、後にレゲエ・アルバム『フライ・トゥ・ジャマイカ』を制作するきっかけとなった[4]。
全曲セルジュ・ゲンスブール作詞・作曲。ただし、「俺のマリルー」はベートーヴェン「ピアノソナタ第23番(熱情)」にインスパイアされている[1]。
- くたばれキャベツ野郎 - "L'homme à tête de chou" - 2:59
- マックスの理髪店 - "Chez Max coiffeur pour hommes" - 1:57
- マリルーとレゲエ - "Marilou Reggae" - 2:08
- マリルー - "Transit à Marilou" - 1:30
- フラッシュ・フォワード - "Flash Forward" - 2:35
- 複葉飛行機 - "Aéroplanes" - 2:35
- 初期症状 - "Premiers symptômes" - 1:12
- 俺のマリルー - "Ma Lou Marilou" - 2:39
- マリルーのヴァリエーション - "Variations sur Marilou" - 7:39
- 消火器殺人事件 - "Meurtre à l'extincteur" - 0:47
- 雪の下のマリルー - "Marilou sous la neige" - 2:23
- 月の精神病院 - "Lunatic Asylum" - 3:20
- セルジュ・ゲンスブール - ボーカル
- アラン・ホークショウ - 編曲、キーボード、シンセサイザー
- アラン・パーカー - ギター
- ジャド・プロクター - ギター
- ブライアン・オジャーズ - ベース
- ドゥギー・ライト - ドラムス
- ジム・ローレス - パーカッション
- クレア・トリー - バッキング・ボーカル
- ジーン・ホーカー - バッキング・ボーカル
- ケイ・ガーナー - バッキング・ボーカル