しゃかりきにフットボール | |
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Balls out | |
監督 | アンドリュー・ディズニー |
脚本 | ブラッドリー・ジャクソン |
製作 |
ブラッドリー・ジャクソン ラッセル・ウェイン・グローヴス アンドリュー・リー デヴィッド・ウォード ジョニー・ローラン レッド・サンダース |
製作総指揮 |
タッカー・ムーア ジェイソン・ネッター |
出演者 |
ジェイク・レイシー ニッキー・リード ケイト・マッキノン ベック・ベネット |
音楽 | アリス・ウッド |
撮影 | ジェフリー・ウォルドロン |
編集 | コビー・ギブソン |
製作会社 |
ラルフ・スミス・エンターテインメント レッド・プロダクションズ |
配給 |
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー/オライオン・ピクチャーズ 劇場未公開 |
公開 | 2015年6月19日 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『しゃかりきにフットボール』(原題:Balls Out)は2014年にアメリカ合衆国で製作されたコメディ映画である。監督はアンドリュー・ディズニー、主演はジェイク・レイシーが務めた。
日本国内において、本作は劇場未公開となったが、ネットフリックスによる配信が行われている。
大学卒業を間近に控えたケイレブは将来への不安を募らせていた。そんなある日、彼は唐突に学内のフットボールチーム、パンサーズを再結成しようと思い至った。昔、パンサーズの部員が麻痺が残るほどの重傷を負ったため、大学側がチームの解散を決断したのである。それ以来、ケイレブが通う大学にはフットボールチームが存在しない状態にあった。不安から逃れるように、ケイレブはチームの再結成のための作業に没頭するが、事態はそう簡単にはいかなかった。
本作の脚本はブラッドリー・ジャクソンがテキサス大学の2年生だった頃に書き上げられたものである。ジャクソンの友人たちが大学内のスポーツチームを誇らしげに語る様子を見て、本作のプロットを思いついたのだという[1]。なお、本作の監督にアンドリュー・ディズニーが起用されたのはジャクソンの意向によるものである[2]。ジャクソンとディズニーはKickstarterで本作の製作費を調達した[3][4]。本作の主要撮影は2013年7月12日からテキサス州オースティンで始まり[5]、8月22日に終了した[6]。
2014年4月19日、本作はトライベッカ映画祭でプレミアを迎えた。なお、その際には『Intramural』というタイトルで上映が行われた[7]。5月4日にはモントクレア映画祭での上映が行われた[8]。6月6日にはシアトル国際映画祭で上映され、観客賞を受賞した。その後、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーとオライオン・ピクチャーズが本作の全米配給権を購入し、タイトルを『Balls Out』に変更した[9]。
『ニューヨーク・タイムズ』のアンディ・ウェブスターは本作のユーモアと俳優陣の演技(特にケイト・マッキノンの演技)を称賛して、「マッキノンは小さいスクリーンには収まり得ないほどの才能を持っていると示してくれた。今ここに、彼女のキャリアはロケットスタートを切ったと言える」と述べている[10]。『スラント・マガジン』のニック・プリゲは「『しゃかりきにフットボール』はスポーツ映画の王道を行く作品なのか、当該ジャンルを風刺した作品なのか判然としない」と述べている[11]。『エンターテイメント・ウィークリー』のカイル・アンダーソンは「通常のスポーツ映画の奇妙な点を笑いに変えている箇所も複数ある。しかし、『しゃかりきにフットボール』は長編映画と言うより、長めのテレビ番組を思わせる作品だ」と評している[12]。