そして3人が残った

『そして3人が残った』
ジェネシススタジオ・アルバム
リリース
録音 1977年9月-10月
オランダ 北ブラバント州ヒルファーレンベーク リライト・スタジオ
ジャンル プログレッシブ・ロックソフトロック
時間
レーベル カリスマ・レコードアトランティック・レコード
プロデュース デヴィッド・ヘンツェル、ジェネシス
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 2位(ドイツ[1]
  • 3位(イギリス[2]
  • 7位(ノルウェー[3]
  • 8位(オランダ[4]
  • 10位(ニュージーランド[5]
  • 14位(アメリカ[6]
  • 17位(オーストリア[7]
  • 22位(スウェーデン[8]
  • 75位(日本[9]
  • ジェネシス アルバム 年表
    眩惑のスーパー・ライヴ
    (1977年)
    そして3人が残った
    (1978年)
    デューク
    (1980年)
    ミュージックビデオ
    「Many Too Many」 - YouTube
    「Follow You Follow Me」 - YouTube
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    そして3人が残った』(原題:...And Then There Were Three...)は、イギリスプログレッシブ・ロックバンドジェネシス1978年に発表した9作目のスタジオ・アルバム。タイトル通り、ジェネシスは本作より3人編成となった。

    背景

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    スティーヴ・ハケット脱退後、バンドは新しい正式メンバーを加えずベーシストのマイク・ラザフォードがギターも兼任することになった。ライヴにおいては、当初はラザフォードがギターを弾きアルフォンソ・ジョンソンをサポート・ベーシストに迎える案もあったが[10]、最終的にはダリル・ステューマーがサポート・メンバーとして参加し、曲によってギターとベースをラザフォードと交代で演奏した。

    ジャケット・デザインは、『眩惑のブロードウェイ』(1974年)以降のスタジオ・アルバムに携わってきたヒプノシスが引き続き担当した。ヒプノシスのメンバーであったストーム・ソーガソンのインタビューによれば、たいまつ、自動車、タバコの光の跡によるストーリーを表現しようとした内容だが、ソーガソン自身は失敗作と語っている[11]

    反響

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    全英アルバムチャートでは32週にわたってチャート・インし、最高3位に達した[2]。本作からの第1弾シングル「フォロー・ユー・フォロー・ミー」はジェネシスのシングルとしては初めて全英シングルチャートでトップ10入りを果たし、最高7位に達した[2]。続いてシングル・カットされた「メニー・トゥー・メニー」は全英43位に達した[2]

    アメリカのBillboard 200では14位に達して初のトップ20入りを果たし[6]、「フォロー・ユー・フォロー・ミー」はBillboard Hot 100で23位に達して、初の全米トップ40シングルとなった[12]

    収録曲

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    1. 「ダウン・アンド・アウト」 - "Down and Out" (フィル・コリンズマイク・ラザフォードトニー・バンクス) - 5:27
    2. 「アンダートウ」 - "Undertow" (バンクス) - 4:47
    3. 「バラッド・オブ・ビッグ」 - "Ballad of Big" (コリンズ、ラザフォード、バンクス) - 4:50
    4. 「スノーバウンド(旧邦題 銀世界)」 - "Snowbound" (ラザフォード) - 4:31
    5. 「バーニング・ロープ」 - "Burning Rope" (バンクス) - 7:10
    6. 「ディープ・イン・ザ・マザーロード」 - "Deep in the Motherlode" (ラザフォード) - 5:15
    7. 「メニー・トゥー・メニー」 - "Many Too Many" (バンクス) - 3:31
    8. 「シーンズ・フロム・ア・ナイツ・ドリーム(旧邦題 ネモの夢から)」 - "Scenes from a Night's Dream" (コリンズ、バンクス) - 3:29
    9. 「セイ・イッツ・オールライト・ジョー」 - "Say It's Alright Joe" (ラザフォード) - 4:21
    10. 「ザ・レディ・ライズ」 - "The Lady Lies" (バンクス) - 6:08
    11. 「フォロー・ユー・フォロー・ミー」 - "Follow You Follow Me" (コリンズ、ラザフォード、バンクス) - 4:03

    参加ミュージシャン

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    脚注

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