たかなみ (護衛艦・初代)

たかなみ
基本情報
建造所	三井造船玉野造船所
運用者	海上自衛隊
艦種	甲型警備艦→護衛艦（DDK） → 特務艦（ASU）
級名	あやなみ型
艦歴
計画	昭和32年度計画
発注	1957年
起工	1958年11月8日
進水	1959年8月8日
就役	1960年1月30日 1985年3月27日(特務艦に種別変更)
除籍	1989年3月24日
要目
基準排水量	1,700トン
満載排水量	2,400トン
全長	109m
最大幅	10.7m
深さ	8.1m
吃水	3.6m
ボイラー	日立バブコック・アンド・ウィルコックス式船用2胴水管型缶×2基
主機	日立ゼネラル・エレクトリック式衝動型蒸気タービン
出力	35,000PS
推進器	スクリュープロペラ × 2軸
速力	最大 32ノット
航続距離	6,000海里 (18ノット時)
乗員	220名
兵装	Mk.33 3インチ連装速射砲 × 3基 55式533mm4連装魚雷発射管 × 1基 Mk.15 ヘッジホッグ × 2基 Mk.2 短魚雷落射機 × 2基 55式爆雷投射機(Y砲) × 2基(1968年撤去) 54式爆雷投下軌条 × 2条(1968年撤去)
FCS	Mk.63 砲射撃指揮装置×2基 SFCS-1A水中攻撃指揮装置
レーダー	OPS-1 対空 OPS-3 対水上
ソナー	SQS-11A 捜索用 OQY-1 攻撃用 OQA-1 可変深度式(1968年装備)
電子戦・ 対抗手段	AN/BLR-1 ESM
テンプレートを表示

たかなみ（ローマ字：JDS Takanami, DD-110→ASU-7009）は、海上自衛隊の護衛艦。あやなみ型護衛艦の5番艦。艦名は「高波」に由来し、この名を受け継ぐ日本の艦艇としては、夕雲型駆逐艦「高波」に続き2代目に当たる。

艦歴

「たかなみ」は、昭和32度計画1,700トン型警備艦1610号艦として、三井造船玉野造船所で1958年11月8日に起工され、1959年8月8日に進水、1960年1月30日に就役し、呉地方隊に直轄艦として編入された。

1960年8月31日、呉地方隊隷下に新編された第11護衛隊に「おおなみ」とともに編入。

1961年2月1日、第11護衛隊が自衛艦隊隷下に再編された第2護衛隊群隷下に編成替え。

1968年2月、後甲板の爆雷投射機2基、爆雷投下軌条2条が撤去され、可変深度式ソナー(VDS)OQA-1Aを装備。

1971年2月1日、第11護衛隊が護衛艦隊隷下に新編された第4護衛隊群隷下に編成替え。

1973年12月16日、第11護衛隊が第3護衛隊群隷下に編成替え、定係港が佐世保に転籍。

1977年12月1日、第11護衛隊が佐世保地方隊隷下に編成替え。

1985年3月27日、特務艦に種別変更され、艦籍番号がASU-7009に変更、佐世保地方隊に直轄艦として編入。

1989年3月24日、除籍。

参考文献

• 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』（並木書房、2002年）
• 『世界の艦船 増刊第63集 自衛艦史を彩った12隻』（海人社、2003年）
• 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』（海人社、2004年）