たれぱんだとは、末政ひかるによってデザインされた、サンエックスのキャラクターである。
1995年(平成7年)11月にシールとして発売されたのが初出。1998年(平成10年)に文房具など様々なキャラクターグッズが発売されたことで人気が出て、様々な設定をユーモアあふれる筆致で紹介した絵本も出版されるまでに至った。
人気のピークは1999年(平成11年)で、一種の社会現象としてワイドショーにまで取り上げられたほどだった。1999年〜2000年(平成12年)の2年間で700億円を売り上げた[1]。また、名古屋や神戸・博多・池袋など全国の数店舗に「たれぱんだや」というグッズ専門店もあった。
しかし2003年(平成15年)にリラックマが登場すると、サンエックスキャラクターのシンボルをそれに取って代わられ、たれぱんだの人気は低下したが、ブームが沈静化した現在も根強いファンがいる。
2008年(平成20年)現在、若干小さく目の周りのくまが無い「ちびたれ」というキャラクターを加えてグッズ展開されている。
その名前のとおり、様々な要素、例えば容貌、行動、性格などが「垂れた」、パンダのような生物として設定されている。後述の絵本によると、毛も生えておらず、パンダ様の全身の柄は実は表皮であり、いわゆる哺乳類とはかなり異質な生物とされている。通常のジャイアントパンダと異なり、尾は黒い。
体長は成体で5cm~3mと個体差が大きい。性別にはオス、メス、その中間があるが、分裂して増えるという噂もある。たれぐあいから、宇宙からの飛来物という仮説も。感触はさわるとやわらかく、ほのかにあたたかい。意外としっとり。好物はすあま。すあまをビンに入れて罠を作って捕獲できる。時速2.75m/hで転がるとされる。
顔のパーツは目と鼻、耳しか目視で確認が出来ない。口の位置、大きさなど公式設定でも明らかにされていない。