つくみず | |
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国籍 |
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職業 | 漫画家 |
代表作 | 『少女終末旅行』 |
受賞 | 第50回星雲賞コミック部門(『少女終末旅行』) |
サイン | |
公式サイト | つくみず (@lililjiliijili) - X(旧Twitter) |
愛知教育大学卒業[1]。大学2年生の頃にマンガを描き始め、大学の終わりごろに友人が作ったマンガサークルに誘われた。サークルで描いた作品をネットにアップしたところ、2014年に新潮社の担当者の目に留まり、『少女終末旅行』で商業デビュー[2]。オリジナル作品としては『少女終末旅行』が処女作である。同作は2017年にテレビアニメ化し、アニメーションに興味を持っていたつくみず本人の希望で、鉛筆の線のエンディングアニメーションを全て単独で担当した[3]。原作の絵柄で400枚を超える原画を1ヶ月強で作画し、テレビアニメ少女終末旅行で監督を務めた尾崎隆晴はつくみずとの対談で「アニメーターの仕事とはちょっと違う、1本のアニメーションとして面白いものに仕上がっている」と評している[4]。
小学生の頃から多読家であり、高校生まで小説をよく読んでいた。村上春樹の『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』、江國香織の『きらきらひかる』は何回も読み返し、『少女終末旅行』の暗喩的なメッセージ性はその影響を受けている[2]。
高校時代にアニメに熱中し、高校3年生の頃に萌えイラストを描き始めた。マンガを描き始めたのはその延長だという。大学では美術教師になるために絵を勉強し、漠然と絵の仕事をしたいと考えていたが、マンガを描いたのは気まぐれだった[5]。大学時代には戦争映画を愛好し、『少女終末旅行』に第二次世界大戦期にドイツで開発された半装軌車であるケッテンクラートが登場するのも、『プライベート・ライアン』を観たのがきっかけだという[6]。
シュールでときに詩的な作風と、フィーリングを重視した極端にデフォルメされたキャラクターデザインが特徴。
タッチが一番出るのは鉛筆だとしているが、ペンでの作画でも小刻みに震えているような線の表現はジブリなどの原画を担当しているアニメーター・大平晋也の影響だという。ストロークで線を引くと意識が途絶えるように思え、始点から終点までいかに均一な線で表現するかで正確な立体描写が生まれるとITmediaの取材で語っている[5]。
アニメーションの表現に影響を受け、マンガを描く際は映像を意識しながらカメラポジションにこだわって作画している。また、ネーム・下描き・ペン入れがそれぞれ別物だと作業のテンションが変わってしまうため、ネームの段階からなるべく完成形のイメージに近づけている[4]。
ネームから白黒の配分を考え、白黒/明暗のバランスを考えて作画しており、これらは大学時代の絵画の先生の教えだという[5]。