アイアンボトム・サウンドの地図。青字が連合国艦船、赤字が日本艦船の沈没位置)
アイアンボトム・サウンド(英語: Ironbottom Sound)または鉄底海峡(てっていかいきょう)とは、ソロモン諸島にある海峡または海域の通称で、ガダルカナル島の北、サボ島とフロリダ諸島の南にある。太平洋戦争中、日英米豪の大消耗戦となったガダルカナル島の戦いにより多数の艦船、航空機がこの海域に沈み、海底に多数の鋼鉄の残骸が散らばっていることから、連合国の海兵により、アイアンボトム・サウンド(鉄底海峡)と称されるようになった。地理的には、アイアンボトム・サウンドはソロモン諸島の二列の島々を北西南東方向に分断し、大戦中の交通量の多さから"the Slot"(溝)と呼ばれたニュージョージア海峡の南東端にあたる。現在は、スキューバ・ダイビングの名所として有名である。
この他にも小規模な海戦が多々発生している。
ガダルカナル島の海岸に擱座した「鬼怒川丸」。
ほかにルンガ沖夜戦で被雷した米重巡ミネアポリスとニューオーリンズの艦首部分も沈んでいる。
- 1981年、Quarterdeck Games 社から「Ironbottom Sound」というタイトルで、ソロモン諸島での海戦をテーマにした戦術シミュレーションボードゲームが発売された。日本ではホビージャパンから「アイアン・ボトム・サウンド」というタイトルで発売された。
- 1998年、Moments in History 社から「Iron Bottom Sound 2」というタイトルでボードゲームが発売された。「Ironbottom Sound」からデータの手直しなどがされている。
- 2015年、K2PUBLISHING 社から「アイアンボトムサウンド3(IRON BOTTOM SOUND III)」というタイトルでボードゲームが発売された。大幅なルール変更がなされた2と異なり、オリジナルデザイナー自身の改定によるアップデート版。