「アイ・キャン・ラヴ・ユー 」(I Can Love You )はメアリー・J. ブライジ のシングル。3rdアルバム『シェア・マイ・ワールド 』(Share My World )からの2枚目のシングルとして1997年 5月に発売され、7月のビルボード ・R&Bチャートで2位を獲得した[ 1] 。
アルバム『シェア・マイ・ワールド』のメイン・プロデューサーでもあった当時19歳のロドニー・ジャーキンス がプロデュースした「アイ・キャン・ラヴ・ユー」はフィーチャリング ・ラッパー にリル・キム を迎え、楽曲制作は、メアリー・J. ブライジやロドニー・ジャーキンスの他、メアリーの姉のラトーニャ・ブライジ・ダコスタが参加し、バック・ボーカルにも加わっている[ 2] [ 3] [ 4] 。
サンプリングには、リル・キム、カルロス・ブローディ、ナシーム・マイリックらが制作した1996年のリル・キムの曲「クイーン・ビッチ」(Queen Bitch )が基調として取り入れられているが[ 3] [ 4] [ 注釈 1] 、その「クイーン・ビッチ」の基調のピアノの音色は、ジョエル・ドーン によるプロデュースでロバータ・フラック が1969年にレナード・コーエン の原曲をカバーした「ヘイ、ザッツ・ノー・ウェイ・トゥ・セイ・グッドバイ」(Hey, That's No Way to Say Goodbye )からサンプリングされたものである[ 4] [ 5] 。
「I can love you./I can love you better than she can 」(私ならあなたを愛せる、彼女よりも私の方がもっとあなたを愛せる)と何度も繰り返され強い気持ちをアピールするこの「アイ・キャン・ラヴ・ユー」が注目され試金石となったことにより、その後ロドニー・ジャーキンスは、ブランディ とモニカ が「The Boy Is Mine 」(彼は私のもの)と言い争うデュエット曲「ザ・ボーイ・イズ・マイン」(The Boy Is Mine )の制作で大成功を収めてトップ・プロデューサーとなっていった[ 3] 。
^ リル・キムのラップ部の「who you loving? Who you wanna be hugging? 」という盛り上がりのフレーズも「クイーン・ビッチ」からである。
シェア・マイ・ワールド (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. MCAビクター株式会社 . 1997. MVCE-24009。
シェア・マイ・ワールド (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. ユニバーサル・ミュージック株式会社 . 2015. UICY-77599。 - 限定盤
ザ・ツアー (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. MCAビクター. 1998. MCAD-11848。 - 輸入盤
メアリー (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. ユニバーサル・ミュージック株式会社. 1999. MVCA-24168。
ミュージックビデオ
Queen Bitch - YouTube
ミュージックビデオ
Hey, That's No Way to Say Goodbye - YouTube
アルバム
スタジオ・アルバム 企画アルバム・ベストアルバム サウンドトラック・アルバム ライブ・アルバム
カテゴリ
シングル
スタジオ・アルバム収録 (■印はシングルカットでない チャートイン曲 ◎印はサントラ提供曲)
アルバム未収録 企画・ベストアルバム収録 (◎印はサントラ提供曲)
サウンドトラック収録
カテゴリ
参加楽曲
サントラ曲・トリビュート曲 ★印はシングルあり ☆印は自作アルバム収録あり(括弧内は映画・ドラマ名)
1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
「キャント・ビー・ライフ」(Can't Be Life) (『ボディカメラ 』)
「イッツ・オール・ラヴ with ジャスティン・ティンバーレイク 、アンダーソン・パーク 、ジョージ・クリントン 」(It's All Love with Justin Timberlake , Anderson .Paak , George Clinton ) (『トロールズ ミュージック★パワー 』)
「ジャスト・シング with ジャスティン・ティンバーレイク、アンダーソン・パーク、キーナン・トンプソン 、ケリー・クラークソン 」(Just Sing with Justin Timberlake, Anderson .Paak, Kenan Thompson , Kelly Clarkson ) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「アトミック・ドッグ ワールドツアー・リミックス withジョージ・クリントン、パーラメント/ファンカデリック (英語版 ) 、アンダーソン・パーク」(Atomic Dog World Tour Remix with George Clinton, Parliament-Funkadelic , Anderson .Paak) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「イッツ・オール・ラヴ (ヒストリー・オブ・ファンク) withアンダーソン・パーク、ジョージ・クリントン」(It's All Love (History of Funk) with Anderson .Paak, George Clinton) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「ジャスト・シング (トロールズ・ワールドツアー) with ジャスティン・ティンバーレイク、アナ・ケンドリック 、アンダーソン・パーク、ケリー・クラークソン、キーナン・トンプソン、ジェームズ・コーデン 、レイチェル・ブルーム (英語版 ) 、アンソニー・ラモス 、Red Velvet 、アイコナ・ポップ 、サム・ロックウェル 」(Just Sing (Trolls World Tour) with Justin Timberlake, Anna Kendrick , Anderson .Paak, Kelly Clarkson, Kenan Thompson, James Corden , Rachel Bloom , Anthony Ramos , Red Velvet , Icona Pop , Sam Rockwell ) (『トロールズ ミュージック★パワー』)
「シー・ホワット・ユーヴ・ダン」(See What You've Done) (『Belly Of The Beast 』)
「ウェン・アイ・キャント・ドゥ・ベター」(When I Can't Do Better) (『The Color Purple 』)
客演(フィーチャリング)曲 ★印はシングルあり ☆印は自作アルバム収録あり(括弧内は共演者と収録アルバム)
カテゴリ
コンサート・ツアー 自伝映画 関連楽曲