アオガンピ属

アオガンピ属
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: フトモモ目 Myrtales
: ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae
: アオガンピ属 Wikstroemia
学名
Wikstroemia Endl.[1]
和名
アオガンピ属(青雁皮属)[2]
  • 本文参照

アオガンピ属(アオガンピぞく、学名:Wikstroemia、漢字表記:青雁皮属)はジンチョウゲ科の一つ[2][3]

新しいAPG植物分類体系ではアオイ目に含める[4]

特徴

[編集]

が多い低木ないし小高木常緑性は二年生、ふつう対生し、まれに互生し、全縁で、葉質は革質または膜質になり、無毛または有毛、短い葉柄がある。花序は頂生し、短い穂状花序、総状花序または頭状花序になる。は4-5数性でふつう両性、ときに雌雄異株花弁はなく、萼筒はやや肉質か膜質で、ときに外面に毛が生え、花冠裂片状の萼裂片は卵形で瓦重ね状に並ぶ。雄蕊は8本または10本が2列に並び、花糸はごく短い。子房は無柄の倒卵形で花柱は短い。果実は球状の液果になる。種子は球形[3]

枝と葉の維管束の材内篩部繊維が多い。果実は有毒で、樹皮の汁液にさわるとかぶれる[3]

分布

[編集]

アジア東南部、オーストラリア、ポリネシア、ハワイ諸島に分布し、約50種知られ、日本には2種分布する[3]

同科ガンピ属Diplomorpha Meissner )とシャクナンガンピ属Daphnimorpha Nakai )を本属に加え、統一する考えもある[3][4][5]

[編集]

日本に分布する種

[編集]

学名の由来

[編集]

属名の Wikstroemia は、スウェーデンの植物学者、ヨハン・エマヌエル・ヴィークストレーム(Johan Emanuel Wikström:1789 - 1856) の名前にちなんだもの[6]

脚注

[編集]
  1. ^ Wikstroemia Flora of China
  2. ^ a b 『樹に咲く花(離弁花 2)山溪ハンディ図鑑4』p.603
  3. ^ a b c d e f g 『日本の野生植物 木本II』p.76-80
  4. ^ a b 大場『植物分類表』pp.162-165
  5. ^ 『樹に咲く花(離弁花 2)山溪ハンディ図鑑4』p.596
  6. ^ 『新牧野日本植物圖鑑』p.1315

参考文献

[編集]