オーストリアは1961年に初めてアカデミー国際長編映画賞[nb 1]に映画を出品した。
アカデミー外国語映画賞はアメリカ合衆国の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が主催し、アメリカ合衆国以外の国で製作され、主要な会話が英語以外で占められた長編映画を対象としており[3]、1956年度より設置されている[4]。
これまでにノミネートに至ったのはウォルフガング・グリュックの『'38 - Vienna Before the Fall』(第59回)、シュテファン・ルツォヴィツキーの『ヒトラーの贋札』(第80回)、ゴッツ・スピルマンの『Revanche』(第81回)、ミヒャエル・ハネケの『愛、アムール』(第85回)の4本である[5][6]。そのうち受賞を果たしたのは『ヒトラーの贋札』と『愛、アムール』である[7]。
1956年よりAMPASは外国語映画賞を設置し、各国のその年最高の映画を招待している[4]。外国語映画賞委員会はプロセスを監視し、すべての応募作品を評価する。その後、委員会は5つのノミネート作品を決定するために秘密投票を行う[3]。以下はオーストリアの代表作品の一覧である。
オーストリア代表作の多くはドイツ語が使われている。2001年、2005年、2012年の代表作はフランス語であるが、アカデミー側に提出する際にドイツ語に吹き替えられた[8]。ペルシア語とトルコ語が多くを占めた2009年の代表作も同様である。