アカミタンポポ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Taraxacum laevigatum (Willd.) DC. | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
赤実蒲公英 | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Rock dandelion Red-seed dandelion Red-seeded dandelion | ||||||||||||||||||||||||||||||
亜種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
アカミタンポポ(赤実蒲公英、学名: Taraxacum laevigatum[2])は、キク科タンポポ属の多年草。空地などに生える雑草。ヨーロッパ原産の帰化植物[3]。環境省指定要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。別名、キレハアカミタンポポ[3]。
多年草[3]。在来種のタンポポと違って、小形で、葉の切れ方が深く、外総苞片が反り返る[4]。同じ外来種のセイヨウタンポポによく似ているが、果実(痩果)が赤味を帯びている[3][5]。一般にやや小形で、頭花の直径は2 - 3センチメートル (cm) 、舌状花の数が少なく、重ねがやや薄い[3]。また、葉の切れ込み方が深くて裂片の間が離れる。総苞片の角状突起がやや目立つといった特徴がある[3]。ただし、現在は雑種個体がほとんどを占めるため、形態の特徴のみで種を同定するのは難しい[6]。
花期は春[3]。受粉せずに種子をつくる無融合生殖によって繁殖する[7]。
北海道にはすでに明治期に入ったと考えられている。久内清孝 (1950) によれば、平山常太郎が1918年にアカミタンポポとよび、北海道の所産を報告していると記している[3]。本州の都市部においても、セイヨウタンポポと混生し、場所によってはアカミタンポポのほうが多いことも見られる[3]。