アグハ累層とはアメリカ・テキサス州とメキシコ・コアウイラ州、チワワ州にかけて分布する白亜紀後期の地層。恐竜やアンモナイト等の化石が数多く発見されている[1]。
アグハ累層の年代と主に化石を含んでいる上部頁岩の年代はよくわかっていない。二通りの放射線年代測定が行われたが、7260万前(誤差150万年)と7690万年前(誤差120万年)とで結果が分かれた。[2] 上に堆積しているジャヴェリナ累層との境界は7000万年前と推定されている[3]。しかし正しくは6850万年前である可能性もある[4]。アグハ累層の基底部は8050万年前と推定されている[5]。
アグヤ累層から報告されているアンモナイト | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
属 | 種 | 標本 | 場所 | 産出量 | メモ | 画像 |
B. mclearni |
|
|||||
H. plasticum |
|
|||||
P. paulsoni |
|
アグヤ累層のクルロタルシ類 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
属 | 種 | 場所 | 標本 | 産出量 | メモ | 画像 |
D. riograndensis[6] |
皮骨と下顎骨の断片 | |||||
フォボスクス[6] |
P. riograndensis[6] |
|
デイノスクスに再分類された種。 |
アグヤ累層の鳥盤類 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
属 | 種 | 場所 | 層 | 要素 | メモ | 画像 |
A. mariscalensis[8] |
|
|
模式種 A. mariscalensis は以前はカスモサウルス属と考えられていた。[8] |
|||
A. daviesi[9] |
|
|||||
C. mariscalensis[11] |
|
"12個のばらけた頭骨、前頭骨、亜成体"[12] |
ルーカス、サリヴァン、ハントによって新属アグジャケラトプスを与えられた[8]。 | |||
種不明[13] |
|
|||||
未命名の新種[14] |
|
|||||
cf. エウオプロケファルス[11] |
未命名の新種[11] |
|
||||
未命名の新属新種[15] |
|
|||||
種不明[10] |
|
|||||
T. langstoni[18] |
|
|
以下の他、詳細不明のオルニトミムス類とティラノサウルス類がテキサスとメキシコに分布する上部層から知られている[5][19]。
アグヤ累層の獣脚類 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
属 | 種 | 場所 | 層 | 要素 | メモ | 画像 |
不明[19] |
|
|||||
種不明[20] |
|
|||||
L. gaddisi |
|
キロステノス類の一種。 |
||||
R. cf. gilmorei[23] |
|
|||||
R. isosceles[22] |
|
|||||
S. cf. langstoni[24] |
|
|||||
種不明[25] |
|