ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | SNK |
発売元 | SNK |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (291.00キロバイト) |
稼働時期 |
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対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス |
8方向レバー 2ボタン |
CPU | Z80 (@ 4 MHz)×2 |
サウンド |
Z80 (@ 4 MHz) YM3526 (@ 4 MHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 288×216ピクセル 60.00Hz パレット1024色 |
『アテナ』(ATHENA)は、1986年7月にSNKより発売されたビデオゲーム、および、同ゲームの主人公の名前。
後に日本国内、北米にてファミリーコンピュータ用ソフトとして移植された他、欧州ではAmstrad CPC、コモドール64、ZX Spectrumにて移植された。
アーケード版は後にPlayStation Portable用ソフト『SNKアーケードクラシックスゼロ』(2011年)に収録された他、2018年にはPlayStation 4、Nintendo Switch用ソフトとしてアーケードアーカイブスにて配信された。
1986年にアーケードゲームとしてリリースされた、アイテム取得による成長要素を含んだアクションRPG。主人公・アテナ姫を操作して、敵を倒してアイテムを取得してキャラクターを強化しつつ、各面のボスおよび最終ボスの打倒を目指す。
残機制、全8面構成。2人交互プレイ可能。
8方向レバー+ジャンプボタン・バトルボタン(攻撃)を用いてアテナ姫を操作する。
ゲーム開始時点では、アテナ姫は見た目どおりの丸腰であり、ジャンプ性能も貧弱で初期攻撃はリーチの短いキック攻撃のみであるため非常に弱い。厳しい戦いを勝ち抜くためには、フィールド上のあちこちに存在する破壊可能な岩壁のブロックに隠された装備アイテムを取得し、装備のランクを上げることでキャラクターを強化していく必要がある。
装備の強化は、装備中のものと同一系統の装備アイテムのランクが上のものを取るか、強化用のアイテムを取ることによって行う。各種装備アイテムの保持および任意変更はできず、ランクの上下にかかわらず、新しい装備を取得すると古い装備は消滅する。
本作には落下穴はないため穴に落ちてミスになることはないが、代わりに全ての所持アイテムを剥奪された上でスタート地点に強制送還されてしまう罠の穴が存在する。
ダメージを受けてライフが0になるか、制限時間が0になるとミスとなり、残機が0になった時点でゲームオーバー。ミス後はステージ冒頭もしくは中間地点から再開となり、ゲームオーバー後は第1ステージからの再開となる。
アーケード版リリース時点で設定の異なる2つのストーリーが存在する。1つは幻想界に迷い込んでしまったため帰還を目指すという設定であり、移植版においてはアーケードクラシック0のマニュアルではこの設定を採用している。もう1つはヒマつぶしに幻想界に乗り込み魔王打倒を目指すというもので、ファミコン移植版で採用された他、多くの移植版の宣伝やマニュアルにおいてもこちらの設定が採用されている。
幻想界と呼ばれる不思議な世界に迷い込んでしまったアテナ姫は、この世界に長く滞在すると命の危険があると知り、手段を選ばず弱い魔物から武器や金を強奪し8つの世界をそれぞれ支配する8つの強大な魔物を倒し元の平和な世界への帰還を目指す[1][2]。
とても元気で冒険好きなビクトリー国の王女アテナは城の退屈な生活に飽きてしまい、かつて先祖が倒し封印した魔王ダンテの存在を思い出す。魔王ダンテが封印された世界「幻想界」につながる開かずの扉、王女は迷うことなく扉を開き幻想界へと旅立つ。扉の先の大穴の落下の最中に衣服を失いほとんど裸の状態となってしまったが、魔王ダンテの討伐への意欲は全く失われていない。得意の武術でダンテの手下たちを倒し装備を現地調達する。王女アテナの冒険が始まった[3]。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 備考 |
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1 | アテナ | ![]() ![]() |
ファミリーコンピュータ | SNK | SNK | 1メガビット ロムカセット[4] |
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2 | Athena | ![]() |
Amstrad CPC コモドール64 ZX Spectrum |
Imagine Software | Imagine Software | フロッピーディスク | |
3 | SNK 40th Anniversary Collection |
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Nintendo Switch | Digital Eclipse | NIS America | Switch専用ゲームカード ダウンロード |
ファミコン版、アーケード版が含まれる |
4 | SNK 40th Anniversary Collection |
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PlayStation 4 | Digital Eclipse | NIS America | BD-ROM ダウンロード |
ファミコン版、アーケード版が含まれる |
5 | SNK 40th Anniversary Collection |
2019年5月3日 | PlayStation 4 | Digital Eclipse | Other Ocean | ダウンロード | ファミコン版、アーケード版が含まれる |
6 | SNK 40th Anniversary Collection |
2019年6月7日 | Windows | Digital Eclipse | SNK | ダウンロード(STEAM) | ファミコン版、アーケード版が含まれる |
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 備考 |
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1 | SNKアーケードクラシックスゼロ | ![]() |
PlayStation Portable | G1M2 | SNKプレイモア | UMD ダウンロード |
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2 | アテナ | ![]() ![]() |
PlayStation Portable | SNKプレイモア | SNKプレイモア | ダウンロード | |
3 | アーケードアーカイブス アテナ |
2018年12月13日 | Nintendo Switch | ハムスター | ハムスター | ダウンロード | |
3 | アーケードアーカイブス アテナ |
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PlayStation 4 | ハムスター | ハムスター | ダウンロード | |
4 | SNK 40th Anniversary Collection |
![]() ![]() |
Nintendo Switch | Digital Eclipse | NIS America | Switch専用ゲームカード ダウンロード |
ファミコン版、アーケード版が含まれる |
5 | SNK 40th Anniversary Collection |
![]() ![]() |
PlayStation 4 | Digital Eclipse | NIS America | BD-ROM ダウンロード |
ファミコン版、アーケード版が含まれる |
6 | SNK 40th Anniversary Collection |
2019年5月3日 | PlayStation 4 | Digital Eclipse | Other Ocean | ダウンロード | ファミコン版、アーケード版が含まれる |
7 | SNK 40th Anniversary Collection |
2019年6月7日 | Windows | Digital Eclipse | SNK | ダウンロード(STEAM) | ファミコン版、アーケード版が含まれる |
当時としては珍しい女性主人公の採用は市場を意識してのことではなく、プランナーの趣味によるもの。その一方で水着(下着)姿から始まるのは装備を得てパワーアップするというシステムからの必然性によるものであり、スケベ心からのものではない。また、キャラクターイラストは比較的早く出来上がったが、1ドットの違いで体型に大きな差が出てしまい、色数も当時は少なかったためドットで可愛く描くのに苦労したと開発者は語っている[5]。
評価 | ||||||||||||||||
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項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.41 | 2.92 | 2.71 | 2.91 | 2.67 | 2.87 | 17.49 |
2006年に携帯電話ゲームとしてリリースされた。ストーリーはアーケード版の後日談となっており、直接の続編に当たる。システムは携帯電話向けに簡略化され、キャラクターをコスプレさせて鑑賞するコスプレモードの搭載など、今の時代に合わせたアレンジが加えられている。
キャラクターデザインは『ティンクルスタースプライツ』『どきどき魔女神判!』のキャラクターデザインを担当した藤ノ宮深森がリファインを手がけた。
アーケード版の稼動時に配布された公式攻略冊子を意識した攻略マニュアル書が本作リリース時にも配布されている。
2007年に発売された上記作品の続編。
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
アーケード版『アテナ』を題材とした小説。ハーヴェスト出版より2009年8月15日に発売された。文は七烏未奏 with 企画屋、イラストはミヤスリサが担当。物語のラストで続編ゲーム『フルスロットル』に繋がる描写も挿入されている。
攻略本は3社から発売された。表紙イラストは講談社は鎧を着用した姿、徳間書店とJICC出版はビキニ姿のオフィシャルイラストを掲載している。このうちJICC版は漫画家のDONKEYが漫画などを描いており、右上のパラパラ漫画にセクシーな要素が入っている。商業品でアテナを描いたプロの漫画家には他に森野うさぎがおり、他の漫画家による攻略漫画やゲームブックも存在している。
ビキニ姿のアテナはフィギュアも発売された。旧作そのままではなくデザインにアレンジが加えられている。