アミトロール amitrol[1] | |
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3-アミノ-1,2,4-トリアゾール | |
別称 ATA アミノトリアゾール 3-アミノ-1,2,4-トリアゾール ウィダゾール | |
識別情報 | |
略称 | 3-AT |
CAS登録番号 | 61-82-5 |
EC番号 | 200-521-5 |
RTECS番号 | XZ3850000 |
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特性 | |
化学式 | C2H4N4 |
モル質量 | 84.08 |
外観 | 無色の結晶 |
密度 | 1.138 g/mol |
融点 |
157 - 159℃ |
水への溶解度 | 280 gm/l |
危険性 | |
Rフレーズ | R48/22 R51/53 R63 |
Sフレーズ | (S2) S13 S36/37 S61 |
引火点 | 不燃性 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アミトロール(英: amitrol)は、化学式C2H4N4で表される複素環式化合物。
日本では1962年7月23日に農薬登録を受け、果樹園・桑畑・非農耕地などでスギナやヨモギに対する除草剤として使用された。当時の商品名には「ウィダゾール」があった。1975年3月31日に登録失効したが、その後も非農耕地向け除草剤としてアミトロールを含む複合剤が販売された[2]。他に分散染料、写真用薬品・合成樹脂の硬化剤としての用途もある[3]。
半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で24,600~25,000mg/kg、ウサギへの経皮投与で10,000mg/kg以上[3]。摂取した場合は甲状腺に障害を及ぼすことがある[4]。不燃性であるが、加熱により分解し、窒素酸化物を含む有毒ガスを生じることがある[4]。