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アメリカン・ポップ | |
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American Pop | |
監督 | ラルフ・バクシ |
脚本 | ロニ・カーン |
製作 |
ラルフ・バクシ マーティン・ランソホフ |
音楽 | リー・ホルドリッジ |
編集 | デビッド・ラミレス |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 96分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
興行収入 | 600万ドル |
『アメリカン・ポップ』(American Pop)は、ラルフ・バクシが監督し、1981年に北米で公開されたアニメ映画(日本公開は1996年)。4世代にも亘るユダヤ系アメリカ人家族の人生を通じて、20世紀のアメリカの音楽史を辿る物語となっている。この作品で特徴的なのは実写映像の取り込みによるロトスコープ・アニメーションでの作画であり、登場人物が非常に生き生きと描かれている点である。それだけでなく実写映像やその他の実験的なコンピュータ映像も織り交ぜており、全体を通して意欲的な映像となっている。
作品自体は高く評価されたものの[誰によって?]、非常に多くの使用楽曲のライセンス料が重荷となり、興行成績としては振るわなかった。
この作品には4世代にわたり主人公が入れ替わる。最初の主人公ザルミーの父親も序盤に登場するため、厳密には5世代である。ここではその5人を紹介する。
楽曲リストは英語版American Pop#Soundtrackを参照のこと。 音楽をテーマにした映画らしく使用楽曲は46曲にも上り、アメリカの音楽史を通してバラエティに富んだ選曲がなされている。しかしライセンス料が膨大になるという理由で、サウンドトラックCDは発売されておらず、レコード版については10曲しか収録されていない。殆どはオリジナル音源のまま使用されているが、いくつかは映画のために再録音され、サウンドトラックがない現状では劇中でしか聞くことができない。
日本では公開直前にお蔵入りし幻の作品となっていたが、1996年1月に『ヘヴィメタル』の再公開記念前夜祭レイトショー『アニメーション・フィルムナイト』で東京のみ、1週間限りの限定で上映された[1]。2025年現在、国内でVHSおよびDVDは販売されていない。