アメリカ合衆国上院外交委員会 (アメリカがっしゅうこくじょういんがいこういいんかい、United States Senate Committee on Foreign Relations) は、アメリカ合衆国上院の常任委員会 (Standing Committee) である。上院の主要な外交政策の立法と論議を担当する。
外交委員会は通常、同盟国のための対外援助計画の監督(ただし運営はしない)や、資金提供、兵器売却、職業訓練などの任を負う。
委員会は1867年のアラスカ購入から1945年の国際連合設立に至るまで、重要な条約と法律を検討・論議・報告してきた。また、あらゆる外交職の任命に関する権限を有する[1]。外交委員会は、財政委員会及び司法委員会と並ぶ上院最古の委員会の1つであり、その創設は1816年に遡る。
アメリカ合衆国下院における姉妹委員会は、下院外交委員会(United States House Committee on Foreign Affairs:2007年1月、第110議会により国際関係委員会 (Committee on International Relations) から改称)である。外交委員会を外交評議会 (Council on Foreign Relations) と混同してはならない。
以下の表は、2024年4月7日時点の連邦議会上院公式サイトの委員会メンバーリストの情報に基づく[2]。
多数党 | 少数党 |
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以下の表は、2024年4月7日時点の連邦議会上院公式サイトの小委員会メンバーリストの情報に基づく[3]
小委員会 | 委員長 | 筆頭委員 |
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西半球・国際犯罪・市民安全・民主主義・人権及び地球規模の女性問題 Western Hemisphere, Transnational Crime, Civilian Security, Democracy, Human Rights, and Gloval Women's Issues |
ティム・ケイン, バージニア州 | マルコ・ルビオ, フロリダ州 |
ヨーロッパ及び地域的安全保障協力 Europe and Regional Security Cooperation |
ジーン・シャヒーン, ニューハンプシャー州 | ピート・リケッツ, ネブラスカ州 |
東アジア・太平洋及び国際サイバーセキュリティー政策 East Asia, the Pacific, and International Cybersecurity Policy |
クリス・ヴァン・ホーレン, メリーランド州 | ミット・ロムニー, ユタ州 |
近東・南アジア・中央アジア及び対テロリズム Near East, South Asia, Central Asia, and Counterterrorism |
クリス・マーフィー, コネチカット州 | トッド・ヤング, インディアナ州 |
アフリカ及び地球規模の保健 Africa and Global Health Policy |
コリー・ブッカー, ニュージャージー州 | ティム・スコット, サウスカロライナ州 |
国務省及び米国国際開発庁・国際業務並びに二国間開発援助 State Department and USAID Management, International Operations, and Bilateral International Development |
ベン・カーディン, メリーランド州 | ウィリアム・ハガティ, テネシー州 |
多国間国際開発・多国間機関並びに国際経済・エネルギー及び環境の政策 Multilateral International Development, Multilateral Institutions, and International Economic, Energy, and Environmental Policy |
タミー・ダックワース, イリノイ州 | ジョン・バラッソ, ワイオミング州 |
以下の表は、連邦議会上院公式サイトの常任委員会の歴代委員長リストの情報に基づく[4]