アヤラ・ランド株式会社(英語:Ayala Land, Inc. 、略称ALI)は、フィリピンを拠点とする不動産会社。フィリピン最大の財閥であるアヤラ・コーポレーションの傘下企業である。アヤラ・コーポレーションの一部門として発足し、1988年に分社化・法人化された。1991年7月には、フィリピン証券取引所に上場。 中核事業は、土地担保貸付銀行の戦略的経営や宅地開発、ショッピングセンター経営、法人事業、宿泊施設及びリゾート地の経営である。また、建設業やプロパティマネジメント業務も手掛けている。さらに同社は、投資活動や非中核資産の売却などでも収益を得ている[1][2]。 2015年4月には、マレーシアの不動産デベロッパーであるMCT Bhd.の少数株式を19億ペソで購入した[3]。
- 同社のグローバルサプライチェーンにおけるケージ卵問題
- フィリピンにおいてラッフルズマカティ[4]、セダホテル[5]、エルニドリゾート[6]等の各種施設を運営する同社接客サービス部門のアヤラ・ランド・ホテルズ&リゾーツ[7]は、同社のサプライチェーンにおいてバタリーケージ卵を使用しているとして、批判されてきた[8]。バタリーケージで生産された卵の健康リスクや、これらの養鶏場における過酷な飼育状況により、欧州連合理事会指令1999/74/ECは2012年以降のケージ農場を禁止した。
- ^ Dumlao-Abadilla, Doris. “Ayala Land nets P6.52B”. https://business.inquirer.net/250463/ayala-land-nets-p6-52b November 28, 2018閲覧。
- ^ Ayala Land 2009 Integrated Annual and Sustainability Report, pp. 208-209 “Ayala Land Inc. » Financial_and_Operating_Highlights » Annual_Reports”. March 26, 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。September 29, 2010閲覧。
- ^ “BusinessWorld | Ayala Land buys into MCT Bhd. in first foray into Malaysia”. www.bworldonline.com. June 1, 2015閲覧。
- ^ “Raffles Makati Webpage”. Raffles Makati (August 16, 2023). August 16, 2023閲覧。
- ^ “Seda Hotels Webpage”. Seda Hotels (August 16, 2023). 2012年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。August 16, 2023閲覧。 Alt URL
- ^ “El Nido Resorts Webpage”. El Nido Resorts (August 16, 2023). August 16, 2023閲覧。
- ^ “Hotels and Resorts in the Philippines | Ayala Land, Inc.”. Ayalaland.com.ph. August 16, 2023閲覧。
- ^ Baldueza (July 13, 2023). “From Cages to Compassion: New Industry Report Finds Over 75% of Hotel Groups in the Philippines Has Committed to Source Only Cage-Free Eggs”. MegaBites. August 16, 2023閲覧。
Ayala Land posts strong Q1 2017 profit, up 18% at 5.56B