アリハント(サンスクリット: अरिहंत、ラテン文字転写: Arihant)は、インド海軍のアリハント級原子力潜水艦の1番艦である。 “アリハント(अरिहंत)”とは、サンスクリット語で「敵を討ち倒すもの」を意味する。
インド海軍初の国産原子力潜水艦である[1]。2009年7月26日進水。2013年8月9日に原子炉が臨界に達し[2]、2016年8月に就役した[3]。
1960年代から先進技術艦(Advanced Technology Vessl:ATV)の名で開発を進められていたインド初の国産原潜で、2009年7月26日のネームシップの進水によって、その存在が明らかになった。全体のデザインにはロシア攻撃原潜の影響が感じられるが、注目すべきはセイル直後にK-15潜水艦発射弾道ミサイル(発射筒4基に各3発)を搭載している点で、ミサイルの射程は700キロメートルと短いが、艦種区分上は戦略原潜となる。
2017年2月、艦内が浸水する事故が発生。ハッチを閉め忘れたまま行動したことが原因と報道された。2018年現在も腐食したパイプの交換などが行われており、復旧には1年以上の時間がかかっている[4]。その後、2018年11月修理が完了し任務に復帰。最初の戦略パトロールが行われたことが発表された。
スペックは公式発表されておらず、推定値である。