IUPAC命名法による物質名 | |
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データベースID | |
CAS番号 | 66734-13-2 |
ATCコード | D07AB10 (WHO) S01BA10 (WHO) |
KEGG | D01820 |
別名 | アクロベート |
化学的データ | |
化学式 | C28H37ClO7 |
分子量 | 521.042 |
アルクロメタゾン(Alclometasone)は、抗炎症薬、痒疹薬、抗アレルギー薬、そして血管収縮薬として合成された糖質コルチコイドである。ステロイド外用薬として、日本の格付けで5段階中2のミディアムの医薬品アルクロメタゾンプロピオン酸エステル、商品名アルメタがある[1]。
アルクロメタゾンは、リポコルチンの生産を誘発させ、ホスホリパーゼA2を抑制する。アラキドン酸の合成を抑制し、リンパ球からのプロスタグランジン、およびロイコトリエン酸の発生を抑え炎症の誘発を防ぐ。(ヒスタミンを含む。)
アルクロメタゾンのクリームまたは軟膏は、副腎皮質ホルモンを助け、また以下の皮膚炎に効くとされる。
ステロイド外用薬として使われ、日本での格付けで5段階中2のミディアムの医薬品アルクロメタゾンプロピオン酸エステル(アルメタ)[1]。外用薬では吸収率の高い部位、頬、頭、首、陰部では長期連用しないよう注意し、顔への使用はミディアム以下が推奨される[1]。
国外では商品名アクロベートとしてグラクソ・スミスクライン社から販売されている。アクロベート軟膏、クリームには0.05%のアルクロメタゾンが含まれている。
以下の場合、アルクロメタゾンは使用できない。
病変の悪化あるいは変化なしでは中止する必要がある[2]。外用薬について全米皮膚炎学会によれば、ステロイド外用薬離脱の危険性を医師と患者は知っておきべきで、効力に関わらず2-4週間以上は使用すべきではない[2]。