アロコドン

アロコドン
アロコドンの歯
地質時代
ジュラ紀中期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 鳥盤目 Ornithischia
階級なし : 頬竜類 Genasauria
階級なし : 新鳥盤類 Neornithischia
: アロコドン属 Alocodon
学名
Alocodon
Thulborn, 1973

アロコドンAlocodon 「溝のある歯」の意味)は、ジュラ紀中期、現在のポルトガルに生息していた鳥盤類恐竜の属の一つである。1973年、Richard Anthony Thulbornにより記載された。属名は古代ギリシャ語で「溝」を意味するαλοξ(ラテン文字転写alox)とὀδών(ラテン文字転写odon)から派生して「溝のある歯」という意味であり、小型の鳥脚類に似た縦に溝のある歯を持っていることにちなんでいる[1]。これらの歯以外知られておらず、一般的に疑問名nomen dubium)と考えられている。

タイプ種Alocodon kuehneiの種小名はドイツの古生物学者Georg Kühneに献名されたものである。ホロタイプ標本はLPFU P X 2である[1]

Thulbornは記載時にはファブロサウルス科(Fabrosauridae)に分類したが[1]ピーター・ガルトンヒプシロフォドン科hypsilophodontidae)に分類した。さらにポール・セレノのは1991年にA. kuehneiを鳥盤類の所属位置不明としている。その後の研究ではこの種はおそらく装盾類であると示されている。

[編集]
  1. ^ a b c Thulborn, R.A. (1975). "Teeth of ornithischian dinosaurs from the Upper Jurassic of Portugal, with description of a w:hypsilophodontid (Phyllodon henkeli gen. et sp. nov.) from the Guimarota lignite", Contribuição para o conhecimento da Fauna do Kimerridgiano da Mina de Lignito Guimarota (Leiria, Portugal), Serviços Geológicos de Portugal, Memória (Nova Série) 22: 89-134

外部リンク

[編集]