アローン・イン・ザ・ダークシリーズ | |
---|---|
ジャンル | サバイバルホラーゲーム |
1作目 |
アローン・イン・ザ・ダーク (1992年) |
最新作 |
Alone in the Dark: Illumination (2015年6月11日) |
『アローン・イン・ザ・ダーク』(Alone In The Dark)は、フランスのゲーム会社Infogramesが制作したサバイバルホラーゲーム、およびシリーズ名。いくつかのプラットフォームにも移植されている他、日本語にローカライズされたものも存在する。2014年の時点で5つの続編が存在する他、本シリーズを元にした映画も2作存在する。
本作は1992年に発売されたPC用の作品である。3Dソリッドモデルでオブジェクトを制作しており、3Dエンジンがそこまで普及していなかった時代のアドベンチャーゲームでは、初の3D作品とも言われている[1][2][3][4]。
『バイオハザードシリーズ』などで広く知られるようになった3Dポリゴンアドベンチャーゲームの原点とも言われる作品。パズルによる開錠などの謎解き要素はもちろん、各所に配置された固定カメラ視点による映画的視界演出といった基本要素は、この『アローン・イン・ザ・ダーク』が最初とされており、前述の『バイオハザード』をはじめとする後続のゲームの参考にされている。[要出典]
本作のストーリー、および登場する怪物の多く(ナイトゴーント、ヨグ=ソトース、クトーニアン、アトラク=ナクア、深きものども)や本(『アブドゥルの書』の断章)は、クトゥルフ神話に基づいたものである。[要出典]
日本国内ではPC版がDOS/V版、PC-9821版、FM-TOWNS版、PC-9801版で、家庭用ではポニーキャニオンより1994年10月7日に3DOで発売された。PC版では作中に登場するアイテムが描かれた数センチのミニブックが付属しており、起動時に表示されたアイテムのページ数の入力を求められるマニュアルプロテクトとなっている。
2022年8月13日に、本作のリメイク版が発表された[5]。
謎解きに関しては、即死トラップの存在や行動の順番を間違えたことによる手詰まりが起きやすい。主人公に関しては耐久性を採用しており敵キャラも存在し、アイテムの武器によっては対処も可能だが、強すぎる敵にはなすすべなく触れた瞬間に即時ゲームオーバーになることもある。
また、メニューに存在してるランプはオイルで補給が可能だが、オイルが尽きたり、ランプ自体を投げつけて割るとゲームクリアが不可能になる。
また本作には以下のような特徴がある。
この節の加筆が望まれています。 |
1924年、芸術家のジェレミー・ハートウッドがルイジアナ州のデルセト屋敷にて自殺し、その生涯を閉じた。現地の警察は現状から見て自殺と断定し発表した。しかしながら、それはあくまで表向きの話で、本当は誰もが心の奥では感じていた。
「あの屋敷には何か恐ろしい事があったに違いない。何か、とてつもなく恐ろしい事が…」
ジェレミーの自殺事件から数日後。古物商のグロリア・アレンから調査の依頼を受けた私立探偵エドワード・カーンビーは、狂気と呪いに満ちた屋敷へと向かう…。
同じ頃、ジェレミー・ハートウッドの姪であるエミリー・ハートウッドもこの事件を不審に思い、やはり屋敷へと向かうのであった。
1994年発売。小説のクトゥルフ神話[6]が下敷きだった前作と変わり、今回はアフリカの原始宗教であるブードゥー教をベースにした物語である。秘術によって不老不死の肉体を得た海賊たちと秘術を操る魔女との戦いが展開される。
日本国内ではPC/AT互換機(FD版・CD-ROM版)、PC-9801/9821(FD版・CD-ROM版)、FM-TOWNS版に加え、1996年にPlayStation、セガサターン、95年に3DOで発売された。アドベンチャーゲームのジャンルにポリゴンを採用したソフトとして初となる。『2』になって戦闘シーンや謎解きが増え、ゲームとしての面白さや難易度が飛躍的にアップしている[6]。
パソコン用FD版では前作同様マニュアルプロテクト(今回は同梱のトランプ模様のカードを利用したもの)が施されている。一方でCD-ROM版にはマニュアルプロテクトがかかっていない。さらにCD-ROM版はその大容量を利用し、ストーリー途中にステージが追加、一部音声読み上げなどが追加されている。
また海外では登場人物の1人グレースが主役となった番外編「Jack In The Dark」が販促用作品として配布された。この「Jack In The Dark」はのちに発売された英語版CD-ROM版の初代アローンインザダークに収録された。
前作がクトゥルフの呼び声 (TRPG)のように、クリアに際して必ずしも敵を倒さず、倒すことのできない敵も多かったことに比べ、本作ではゾンビ軍団とトンプソン機関銃で撃ち合いになるなどのアクションも追加されている。また、作中の一部で別の人物に操作が切り替わる場面もある。
デルセト屋敷での事件から1年後、有名な映画プロデューサー、ソーンダース夫妻の一人娘グレースが何者かに誘拐された。身代金目的と思われる犯行だったが、夫妻の必死の訴えにもかかわらず犯人からの連絡は一向になかった。夫妻に雇われた私立探偵デット・ストライカーは、犯人達の足取りを辿ってアジトを突き止め、グレースを取り戻すべく潜入。しかし、そのまま音信不通となってしまう。
ストライカーの友人であるエドワード・カーンビィは、ソーンダース夫妻からの依頼を受け、自らもストライカーと犯人の足取りを辿る。そして、ヘルズキッチンと呼ばれる断崖絶壁の僻地に立つ屋敷にたどり着いたカーンビィは、変わり果てたストライカーの遺体を発見し、彼の遺言からグレースが屋敷に捕らわれている事を知るのだった。
こうしてグレースを捜し求めるカーンビィに、世紀を越えて生きる海賊達と1人の魔女の恐るべき怨念が容赦なく襲い掛かる……。
この節の加筆が望まれています。 |
シリーズの完結編として1994年から1996年にかけてPC版がMS-DOS、Windows 95、Classic Mac OSで欧州、北米地域で発売された。第1作のクトゥルフ神話、第2作のギャング・海賊ものに続き、今作では西部劇風の内容となる。また、前作ではブードゥー秘術が用いられていたが、今作ではネイティブ・アメリカンの精霊信仰が見られる。[要出典]
日本国内ではエレクトロニック・アーツ・ビクターから1996年6月21日にWindows 95版(Windows 3.1でも動作可能)とMacintosh版(漢字Talk7.1以上)、PC/AT互換機用MS-DOS版、PC-98用MS-DOS版がソフト・マニュアル共に日本語化したものが発売された[7]。ヒントブックが同梱されている。
本作は、アクションが主体だった前作に比べて、謎解きが中心となっていた1作目に近い内容になっている[8]。
舞台はアメリカ西部モハベ砂漠のゴーストタウン、スローターガルチ(Slaughter Gulch)。2つの超自然的な事件を解決し、オカルト探偵と呼ばれるようになったエドワード・カーンビィが、映画のロケ隊が西部で消息を絶ったと連絡が入り、失踪した映画ロケ隊の謎を追うことになる。遺留品の中には、ルージュで書かれたエドワード・カーンビィを呼ぶメッセージが残されていた。[8]ロケ隊メンバーには今や映画女優となった第1作のもう一人の主人公エミリー・ハートウッドも含まれていた。街は呪われており、いたるところでアウトローゾンビの銃口がカーンビィを狙う。
2001年にDarkworksが開発し、Infogramesから発売された。プラットフォームはMicrosoft Windows、PlayStation、ゲームボーイカラー(Pocket Studiosが開発[9])、 ドリームキャスト、PlayStation 2(Spiral Houseが開発)にて発売された。
日本国内ではPlayStation版とPlayStation 2版が2002年春頃にカプコンから発売される予定であったが、キャンセルとなった。PC版は『アローン イン ザ ダーク 〜新たなる悪夢〜 日本語版』のタイトルで2002年12月20日にサイバーフロントより発売された。2011年5月26日、PlayStation 3でリメイクされる可能性がゲームニュースサイトで報道された[10]が、発売されなかった。
海外のPlayStation版では、2012年5月にPSoneクラシックとしてPlayStation Networkで配信され、PlayStation Vitaにも対応されたが、PlayStation Portableのみ未対応となっている。
2013年10月現在、Windows版はSteamでも発売されている[11]。
2023年2月9日よりゲームボーイカラー版が海外版『ゲームボーイ Nintendo Switch Online』にて配信開始。
プレイヤーは、カーンビーとアリンの2人の主人公のうち、どちらかを選択してプレイする。カーンビー編は二連式リボルバーなどの武器で、様々なクリーチャーと戦うのがメインで、一方のアリン編は謎解きが中心となっている。カーンビー編とアリン編それぞれ違う物語が展開され、お互いのストーリーが交錯する作りとなっている。
このゲームの特徴的なシステムとしては、光がとても重要な役割を担っており、懐中電灯や、マグネシウム弾やリン弾などの光を出す弾薬で敵を撃退することが可能となっていたり、懐中電灯を使って暗いシーンを照らすことで、隠されたアイテムを取得することが可能となっている。
ゲームボーイカラー版はポケットスタジオが別途開発を担当(日本未発売)。従来の作品では3D環境を採用せず、レンダリングしやすい2Dスプライトを採用することが多く見られたが、今作では家庭用ゲーム機のゲーム体験を比較的忠実に再現されており、立体的なエリアを探索することが可能となっている。クリーチャーとの戦闘は、RPGのようなエンカウント方式となっており、別途用意された戦闘エリアで戦う[12]。
舞台はマサチューセッツ州付近にある神秘的な謎の島、シャドー・アイランド。前作までとは時代が変わり、21世紀初頭が舞台設定となっており、エドワード・カーンビー(前作までとは別人)とアリン・セドリックの2人が主人公。
ある日、私立探偵エドワード・カーンビーの元に、シャドウ・アイランドにおいてオーベット・モートンとアビカニ族の銘板に関する調査を行なっていた、同業者で親友のチャールズ・フィスクの訃報が届く。
カーンビーは、フリスクが残した手記から殺害した犯人を追い、真相を確かめるべく、人類学教授のアリン・セドリックと共にシャドー・アイランドへと向かうのだった…。
北米では2008年6月23日にアタリから、日本では2008年12月25日にエレクトロニック・アーツから発売された。プラットフォームはMicrosoft Windows、 PlayStation 2、 Wii、 Xbox 360、PlayStation 3、(PS2・Wii版は日本では未発売)。北米・ヨーロッパ向けのPS3版は新要素の追加に伴いタイトルがAlone in the Dark: Infernoに変更されている。
マップ上のあらゆる設置物に物理演算が組み込まれており、銃撃による扉の凹みや、木製のテーブルの壊れ具合などがリアルに再現されている。炎のエフェクトは高度な演算と高いグラフィックが使用されている。この炎についてどれだけ開発力を注いだかを解説する開発者の動画がXbox Liveで配信されていた(現在は配信終了している)。
舞台はニューヨーク州でセントラル・パークを主なフィールドとするが、ニューヨークの大都市も一部ステージとなっている。これまでのシリーズと違い、人が大勢いる大都市でクリーチャーと闘うなど、よりサードパーソン・シューティングゲームに近いスタイルになった。また床や柱、建造物までも事件の余波でリアルタイムに倒壊していくディザスターパニックの要素も盛り込まれており、崩壊するニューヨーク市を映画並みの大迫力で体感できる。ロード時にはこれまでのあらすじが紹介される。今作においても主人公が即死してしまうポイントは多いが、死亡しても直前の場面からすぐにやり直す事ができる。
本作ではアイテムの組み合わせに多彩なパターンが存在し、いかに組み合わせるかが重要となっている。例えばスプレーとライターを合わせると簡易的な火炎放射器に、可燃性の液体の入った瓶にハンカチを詰めて作った火炎瓶に更にガムテープを貼り付けて吸着性を付加する、と言ったような利用法が可能。特に本作の敵は炎を弱点とするため、これらを利用した戦略が鍵を握る。
アローン・イン・ザ・ダーク:イルミネーションは、北米にて2015年6月11日にアタリから発売されたサードパーソン・シューティングビデオゲームで、同タイトルのサバイバルホラービデオゲームシリーズの第6作目である。その後IPがTHQ Nordicに買収されたため、Atariがパブリッシュしたシリーズ最後のタイトルでもある[14]。 開発はPure FPSで、シリーズ初のオンラインと協力プレイに対応した作品である。
本作は、4人のキャラクターが協力して謎を解く、最大4人までの協力型アクションホラーとなっている。プレイヤーは、敵の位置や鍵のかかったドア、あるいは部屋のレイアウトなど、ランダムに生成される要素を持つレベルを通り抜け、レベルの最後にある安全な金庫を目指すシステムとなっている[15]。
カーンビー達は、バージニア州ロリッチの廃墟となった町を訪れることになる。バージニア州南部との州境付近に位置するロリッチ町は、かつて炭鉱で栄えた工業都市であった。しかし、洪水によって炭鉱は壊滅的な被害を受け、その繁栄は終わりを告た。この事故により、炭鉱は直ちに避難を余儀なくされ、町は荒れ果ててしまった。
事故から数年が経ち、町は忘れ去られ、事故の原因は謎のままであった。この町では奇妙な生き物や、暗く沈んだ霧の目撃情報が数多く報告されている。超常現象を信じる地元の人々は、「闇」と呼ばれる力が、潜んでいると噂されていた…。
プレイヤーキャラクターは、以下の4人となっている。
Alone in the Darkは、日本で2024年3月20日に発売されたサバイバルホラーゲーム。1992年に発売された初代『アローン・イン・ザ・ダーク』のリメイク版となる。対応プラットフォームはPlayStation 5、Windows (Steam)、Xbox Series X/S。開発はieces Interactive、発売はTHQ Nordicが担当する。
オリジナルの固定カメラアングルから三人称視点のカメラアングルに変更されている。これは近年の『バイオハザード』などのリメイク版と同じ形式である。
この節の加筆が望まれています。 |