アンドリュー・スーサック

アンドリュー・スーサック
Andrew Susac
サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2015年7月3日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ローズビル
生年月日 (1990-03-22) 1990年3月22日(34歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手一塁手
プロ入り 2011年 MLBドラフト2巡目
初出場 2014年7月26日 ロサンゼルス・ドジャース
最終出場 2020年9月27日 クリーブランド・インディアンス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

アンドリュー・J・スーサック(Andrew J. Susac、1990年3月22日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ローズビル出身の元プロ野球選手捕手)。右投右打。弟のダニエル・スーサックもプロ野球選手である。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

2009年MLBドラフト16巡目(全体497位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名されたが、オレゴン州立大学へ進学した[1]

プロ入りとジャイアンツ時代

[編集]

2011年MLBドラフト2巡目(全体86位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、プロ入り[2]

2012年、A+級サンノゼ・ジャイアンツ英語版でプロデビュー。102試合に出場して打率.244、9本塁打、52打点、1盗塁を記録した[1]

2013年はAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズでプレーし、84試合に出場して打率.256、12本塁打、46打点、1盗塁を記録した[1]

2014年はAAA級フレズノ・グリズリーズで開幕を迎え、63試合に出場。打率.268、10本塁打、32打点を記録した。7月26日にヘクター・サンチェス故障者リスト入りしたため、ジャイアンツとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。同日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー。8回表から捕手の守備に就き、8回裏に初打席を迎えたが、三塁ゴロに倒れた[4]

その後は一塁手のブランドン・ベルトが故障したため、バスター・ポージーが一塁手として出場する試合に捕手として先発マスクを被ったり、対左投手対策として先発したりし、最終的に35試合に出場して打率.273、3本塁打、19打点と活躍した。ポストシーズンのロースターにも入った。

2015年は控え捕手として出場機会が増し、52試合に出場。バッティング面では打率.218・3本塁打・14打点・OPS0.666を記録した。ディフェンス面では40試合でマスクを被ったが、4失策守備率.984・DRS - 1・盗塁阻止率17%[2]と、イマイチの成績に終わった。マイナーではA+級サンノゼとAAA級サクラメント・リバーキャッツ[5]で計12試合に出場しただけで、打率.310、OPS0.943と強打を見せた[1]。守備では、9試合で2失策だった[1]

2016年は、ジャイアンツ組織に所属していた間はメジャーでの出場機会がなかった。

ブルワーズ時代

[編集]

2016年8月1日にウィル・スミスとのトレードで、フィル・ビックフォードと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[6]。ブルワーズでは9試合に出場して打率.235、1本塁打、2打点、OPS.786を記録した[1]。キャッチャー守備は、6試合で1失策(守備率.969)、DRS -1だった[1]。同年、マイナーではジャイアンツ傘下時代も合わせて72試合に出場し、打率.254、8本塁打、41打点という成績だった[1]

2018年1月30日にマット・アルバースとのメジャー契約に伴い、DFAとなった[7]

オリオールズ時代

[編集]

2018年2月2日に後日発表選手とのトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[2]

2019年1月11日にハンサー・アルベルトの加入に伴ってDFAとなり[8]、17日にマイナー契約で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ配属された[2]

ロイヤルズ傘下時代

[編集]

2019年4月2日に金銭トレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[9]。移籍後は傘下のAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーし、26試合に出場して打率.234、4本塁打、15打点、3盗塁を記録した。オフの11月4日にFAとなった[2]

パイレーツ時代

[編集]

2020年1月31日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[10]。9月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]。レギュラーシーズン終了後の10月2日にマイナー契約となった[12]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2014 SF 35 95 88 13 24 8 0 3 41 19 0 0 0 0 7 0 0 28 0 .273 .326 .466 .792
2015 52 148 133 14 29 7 2 3 49 14 0 0 0 0 14 0 1 43 2 .218 .297 .368 .666
2016 MIL 9 19 17 3 4 1 0 1 8 2 0 0 0 0 2 0 0 5 0 .235 .316 .471 .786
2017 8 12 12 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0 .083 .083 .083 .167
2018 BAL 9 26 26 1 3 1 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 12 0 .115 .115 .154 .269
2020 PIT 1 4 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 .000 .500 .000 .500
MLB通算:6年 114 304 278 31 61 17 2 7 103 35 0 0 0 0 25 0 1 94 2 .219 .286 .371 .657

年度別守備成績

[編集]


捕手(C)






















2014 SF 29 160 20 0 1 1.000 2 25 17 8 .320
2015 40 222 18 4 3 .984 3 35 29 6 .171
2016 MIL 6 28 3 1 1 .969 0 3 1 2 .667
2017 2 7 0 0 0 1.000 1 0 0 0 ----
2018 BAL 7 48 4 0 0 1.000 0 7 5 2 .286
MLB 84 465 45 5 5 .990 6 70 52 18 .257
  • 2019年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 34(2014年 - 2015年)
  • 13(2016年 - 2017年)
  • 27(2018年)
  • 80(2020年)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h Baseball-Reference参照。2018年1月31日閲覧。
  2. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2020年10月1日閲覧。
  3. ^ Ryan Hood (2014年7月26日). “No. 3 prospect Susac called as Sanchez hits DL”. MLB.com. 2014年7月28日閲覧。
  4. ^ Scores for Jul 26, 2014”. ESPN MLB (2014年7月26日). 2014年7月28日閲覧。
  5. ^ 2015年よりジャイアンツ傘下
  6. ^ Giants pay steep price, acquire reliever Will Smith from Brewers” (英語). San Jose Mercury News (2016年8月1日). 2016年8月4日閲覧。
  7. ^ Adam McCalvy (2018年1月30日). “Brewers finalize 2-year deal with Albers” (英語). MLB.com. 2018年1月31日閲覧。
  8. ^ Joe Trezza (2019年1月11日). “O's avoid arbitration with Bundy, Givens, Villar” (英語). MLB.com. 2019年1月12日閲覧。
  9. ^ Keegan Matheson (2019年4月2日). “Orioles trade catcher Susac to Royals” (英語). MLB.com. 2020年2月3日閲覧。
  10. ^ Steve Adams (2020年1月31日). “Pirates Sign Charlie Tilson, Andrew Susac” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年2月3日閲覧。
  11. ^ TC Zencka (2020年9月27日). “Minor MLB Transactions: 9/27/20” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月28日閲覧。
  12. ^ Pirates Outright Andrew Susac” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月2日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]