アンナ=ニコル・ハインリヒ (ドイツ語:Anna-Nicole Heinrich 、1996年バイエルン州シュヴァンドルフ郡 [1] - )はドイツのルター派信徒。 2021年からドイツ福音主義教会 (EKD)総会議長。
アンナ=ニコル・ハインリヒは非キリスト教徒の家庭で生まれた。彼女の両親はドイツ再統一後、旧東独テューリンゲン州 ザールフェルトからバイエルン州 シュヴァンドルフ郡ニッテナウに移住した。父はトラック運転手として生計を支えた。彼女はその地で8歳年下の妹と育った。基礎学校在校時、彼女は母親と共に洗礼を受けた[2][3] 。
アンナ=ニコル・ハインリヒは2015年から2019年までレーゲンスブルク大学で哲学を学んだ。学士課程を終えた後、修士課程に進んだ。そこではデジタル・ヒューマニティーズと人間像と価値観を専攻した。2019年から2020年まで社会倫理学講座の学術助手を務めた。2020年、レーゲンスブルク大学カトリック神学部の実践神学講座 (ウーテ・ライムグルーバー教授・牧会学と説教学担当) の学術助手と大学評議会の副代表に就任。2021年現在、レーゲンスブルクの住居共同体において、アンナ=ニコル・ハインリヒは夫と共に生活している
さらに、2017年以降、福音主義青年団指導部メンバーになり、その副代表に就任している[4]。アンナ=ニコル・ハインリヒは全ドイツ教会ハッカソン (グラォベンゲマインザム) の初期メンバーの1人である[5]。2020年、バイエルン福音ルター派教会の総会議員に選出された[6]。
2021年5月8日、アンナ=ニコル・ハインリヒはドイツ福音主義教会 (EKD) 総会において、ルター派の候補として126票中75票を獲得して総会議長に選出された。対立候補の合同教会のクアヘッセン=ヴァルデック福音主義教会マールブルク教会地区議長[7]ナディーヌ・ベルンハウゼンは39票の獲得で敗れている[8]。2013年から総会議長であったイルムガルト・シュヴェッツアーの後任として、アンナ=ニコル・ハインリヒはドイツ福音主義教会 (EKD) 総会議長に就任した[9]。彼女はドイツ福音主義教会 (EKD)の歴史において最年少の総会議長でもある[10]。