イェライシャン | ||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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和名 | ||||||||||||||||||
トンキンカズラ |
イェライシャン(学名: Telosma cordata、別名:トンキンカズラ(東京葛))は、ガガイモ科の被子植物[1]。中国語の漢字表記では「夜来香」となる[1]。
日本では歌謡曲『夜来香』で歌われて知られるようになった[1]。
細長い茎が長く伸び、葉はハート型[1]。花は葉の脇に、淡い緑色を帯びた黄色い花が10個ほど垂れて咲く[1]。花は筒状で、星形に開き芳香を放つ[1]。名前のように夜に香るが、昼にも香る[1]。中国では、花から香水を採るほか、花をスープに入れたり炒めて食用にする[1]。タイ王国では野菜として売買されている[1]。ベトナムでは、エディブル・フラワーとして花を食することも多いが、イェライシャンは蕾を炒めて食される[2]。豆のような食感がする[2]。
原産地は中国とインドシナ半島だが、帰化植物になることがある。夏に黄色の花を咲き、強い香りを放つ。花期は3月から5月にかけ、果期は6月から8月に結実する。頂上部、花と実は食用することができる。漢方薬として利用することもでき、鎮痛剤と解熱剤として利用されることがある[3]。