『イエス・ミュージックの夜』(An Evening of Yes Music Plus)は、1993年に発表されたアンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ(ABWH)のライブ・アルバム。
1989年9月9日にカリフォルニア州の「ショアライン・アンフィシアター(Shoreline Amphitheatre)」で開かれたコンサートの録音で、アメリカのテレビ番組『キング・ビスケット・テレビジョン』用に収録した映像からの音声を編集したものである[要出典][注釈 1]。
ABWHは1989年6月にアルバム『閃光』を発表した後、同年7月27日のメンフィス公演を皮切りに9月10日までアメリカ・ツアーを行なった。このツアーには『閃光』の録音に参加したトニー・レヴィン(ベース)とミルトン・マクドナルド(ギター)も参加した[注釈 2]。
このライヴ・アルバムおよび後述のビデオが収録された9月9日の頃は、レヴィンは体調不良でダウンしたので、メンバーのビル・ブルーフォードの推薦を受けたジェフ・バーリンが同コンサートを含めて3回の公演で代役を務めた。
- オープニング-青少年のための管弦楽入門
- 時間と言葉〜TEAKBOIS〜ロンリー・ハート〜時間と言葉
- ザ・クラップ〜ムード・フォー・ア・デイ
- マドリガル〜ゴーン・バット・ノット・フォーゴトン〜キャサリン・パー〜魔術師マーリン
- 遥かなる想い出
- バースライト
- 同志
- スターシップ・トゥルーパー
- 危機
- テーマ
- ブラザー・オブ・マイン
- 燃える朝焼け
- オーダー・オブ・ザ・ユニヴァース
- ラウンドアバウト
4曲目のリック・ウェイクマンのキーボード・ソロによるメドレーの曲目の中に「ゴーン・バット・ノット・フォーゴトン」と書かれているが、実際には同曲は演奏されていない。
- ジョン・アンダーソン
- ビル・ブラッフォード
- リック・ウェイクマン
- スティーヴ・ハウ
同じテレビ番組『キング・ビスケット・テレビジョン』用に収録した映像を元にした同名のライブ・ビデオが存在する。
- 1993年に2枚組レーザーディスクで株式会社ビデオアーツ・ミュージックからリリースされた[3]が、後に絶版。
- 1989年〜1990年、NHKの衛星放送で60分のダイジェスト版が放送された。
- 1999年、LDの内容がVol.1/Vol.2に分割された形でDVDとしてリリースされた[4][5]。
- 2007年、DVD2枚組として再発売[6]。ボーナストラックとして「イン・ザ・ビッグ・ドリーム」に収録されたインタビュー映像が収録されている。ただしディスク及びパッケージ自体は輸入盤であり、LD時には存在した日本語字幕は存在しない。
レーザーディスクの収録曲(2枚組・約150分)
[編集]
- Disk1
- オープニング-青少年のための管弦楽入門
- 時間と言葉~TEAKBOIS~ロンリー・ハート〜時間と言葉
- ザ・クラップ〜ムード・フォー・ア・デイ
- マドリガル〜ゴーン・バット・ノット・フォーゴトン〜キャサリン・パー〜魔術師マーリン
- 遥かなる想い出
- バースライト
- 同志
- ユア・ムーヴ〜オール・グッド・ピープル
- Disk2
- 危機
- テーマ
- ブラザー・オブ・マイン
- ミーティング
- 燃える朝焼け
- オーダー・オブ・ザ・ユニヴァース
- ラウンドアバウト
- スターシップ・トゥルーパー
- Vol.1
- オープニング-青少年のための管弦楽入門
- 時間と言葉〜TEAKBOIS〜ロンリー・ハート〜時間と言葉
- ザ・クラップ
- ムード・フォー・ア・デイ
- マドリガル〜ゴーン・バット・ノット・フォーゴトン〜キャサリン・パー〜魔術師マーリン
- 遥かなる想い出
- バースライト
- 同志
- ユア・ムーヴ〜オール・グッド・ピープル
- 危機
- Vol.2
- テーマ
- ブラザー・オブ・マイン
- ミーティング
- 燃える朝焼け
- オーダー・オブ・ザ・ユニヴァース
- ラウンドアバウト
- スターシップ・トゥルーパー
- ^ 英語版には「ラジオ番組『キング・ビスケット・フラワー・アワー』で放送された音源」とある。
- ^ マット・クリフォード(キーボード)は同時期に行なわれていたローリング・ストーンズのワールド・ツアーに参加していたため、不参加だった。