イグナシウス・ジョナン Ignasius Jonan | |
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生年月日 | 1963年6月21日(61歳) |
出生地 | シンガポール植民地 |
出身校 |
アイルランガ大学 フレッチャー・スクール タフツ大学 |
現職 | 政治家、専門家 |
所属政党 | 無所属 |
配偶者 | ラトナワティ・ジョナン |
在任期間 | 2016年10月14日 - 2019年10月20日 |
大統領 | ジョコ・ウィドド |
在任期間 | 2014年10月27日 - 2016年7月27日 |
大統領 | ジョコ・ウィドド |
イグナシウス・ジョナン(インドネシア語: Ignasius Jonan, 1963年6月21日 - )は、インドネシアの政治家、専門家。同国第17代エネルギー・鉱物資源大臣、第37代運輸大臣を務めた。
1963年6月21日にシンガポール植民地にて誕生する。スラバヤで育ち、同市のカトリック高等学校セントルイス1を卒業。その後、1985年にアイルランガ大学商経学部で会計学の学士号を取得。1999年から2000年にかけて、コロンビア・ビジネス・スクールとハーバード大学ケネディ・スクールで経営管理プログラムを受講。
2005年、タフツ大学フレッチャー・スクールグローバル・マスター・オブ・アーツ・プログラムで国際関係学修士号を取得。会計士、投資マネージャーとして1999年、シティグループ・インドネシア支店のプライベートエクイティ担当ディレクターに就任。その2年後、政府系投資会社インドネシア・バハナ・ペンビナン・ウサハのCEOに任命され、2006年まで同職を務めた。2006年から2009年まで、シティでマネージング・ディレクター兼インドネシア投資銀行部門長に就任。
ジョナンは2009年、ケレタ・アピ・インドネシアの代表に就任した。ジョナンは27,000人の従業員の仕事の質に対する期待の低さ、財政赤字、規格外または壊れた機関車、ディーゼル列車、貨車、崩壊した駅などの割合の高さなど、様々な問題に直面した。ジャカルタ外国特派員協会での講演で、ジョナンは鉄道システムのサービス低下と混雑の原因として、列車運賃の安さを非難した[1]。
ジョナンは5年以内に、破綻していたインドネシアの鉄道輸送システムに対する世間の認識を覆した。同社は2009年にジョナンが就任したときと比べ、2014年には乗客数を50%増加させることができた。貨物輸送量も年間約3000万トンと倍増した。2014年10月26日、新たに選出されたインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、ジョナンを第37代運輸大臣に指名した。この職務の中で、ジョナンは2015年に既存の規制を理由にUberやグラブといった配車サービスアプリの禁止を望んだが、ウィドドによって却下された[2]。
2016年には、アプリが正式にタクシー事業者として政府に登録されていないとして、再び禁止すると警告した。2014年のインドネシア・エアアジア8501便墜落事故後、ジョナンはインドネシアの格安航空会社がコスト削減のために乗客の安全を脅かしていると主張した[3]。2016年7月27日、ジョコウィは内閣改造でジョナンを更迭した。この改造に対し、ジョナンは平然とした顔で「必ず戻ってくる」と述べた。
2016年10月14日、大統領はイグナシウス・ジョナンを再び任命したが、副大臣にアルチャンドラ・タハルを据えたエネルギー・鉱物資源大臣とした。