イホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニア(Hijo de Dr. Wagner Jr.、1991年12月4日 - )は、メキシコ合衆国の男性プロレスラー(ルチャドール)。血液型A型。覆面レスラーとして活動している[1]。イホ・デル・ドクトル・ワグナー・ジュニア(Hijo del Dr. Wagner Jr.)のリングネームも使用したことがある[2]。
ドクトル・ワグナー・ジュニア(レイ・ワグナー)は父、ロッシー・モレノは母、ガレノ・デル・マルは弟、シルバー・キングは父方の叔父、エル・オリエンタルは母方の叔父、エステル・モレノやシンティア・モレノやアルダ・モレノは母方の叔母という、日本で活躍したレスラー(ルチャドール)一家の出身。また、祖父はドクトル・ワグナー[1]。
父であるドクトル・ワグナー・ジュニアの指導を受け、2009年12月にレスラーとしてデビュー。若手時代から父とのタッグで活躍。そのほか、エル・イホ・デ・ドス・カラス との二世タッグでUWEタッグ王座を獲得するなどの実績がある[1]。
2018年7月、東京愚連隊興行に父とともに参戦するため初来日を果たした[2]。
2019年8月、プロレスリング・ノアに初参戦。N-1 VICTORYのBブロックにエントリー[1][3]。また、杉浦軍に加盟。
2020年4月、ノアのグローバル・タッグ・リーグ戦にレネ・デュプリとタッグ・チームを組み出場。Aブロックにエントリーし、4月17日の優勝決定戦に進出。Bブロック代表の中嶋勝彦・潮崎豪を打倒し、優勝した。グローバル・タッグ・リーグ戦で外国人同士のタッグで初めての優勝決定戦進出、ならびに優勝という快挙を達成した[4][5][6]。翌4月18日にGHCタッグ王座にデュプリとのタッグで挑戦し、王者の丸藤正道、望月成晃をワグナーが必殺のムーンサルト・プレスで破り、GHCタッグ新王者となった[7]。
2024年2月4日、仙台大会にてGHCヘビー級王者・拳王に挑戦。必殺のムーサルト・プレスで拳王を下し、GHCヘビー級王座を初戴冠。メキシコ人初、外国人選手としてもエディ・エドワーズ以来史上2人目の王座戴冠となった。
2025年1月をもってノアとの長期参戦契約を終了し、しばらくメキシコでの活動を中心とする[8]。
- ムーンサルト・プレス
- マット上に寝ている相手に向かって、コーナー上に背面を向いて登り、バック転して飛び、相手の上にボディープレスで落下する技。ワグナーはバック転するとき、大きく体を反らせるフォームが特徴。ときには頭部を相手に突き刺すように決めることもあり、53・59代のGHCタッグ王座獲得はどちらもワグナーの頭部から突き刺すようなフォームのムーサルト・プレスで決めた。
- スリー・ステップ式ムーンサルト・プレス
- ここ一番で見せるスタイルのムーサルト・プレス。コーナーポストに登るとき、サードロープ、続いてセカンドロープ、さらにトップロープの順に両足で同時にジャンプしてリズミカルに飛び乗っていき、ムーサルト・プレスを敢行する。コーナーに飛び乗って以降のムーブは、通常のムーサルト・プレスと同じ。GHCヘビー級選手権の初奪取、および初防衛はこの技で成し遂げた。なおこの技は、叔父のシルバー・キングが得意とした。
- スラム・ワグナー
- 立っている相手の後方に立ち、片腕でハーフネルソン、もう片腕は、相手の片腕を股下を通してその手首を掴む。その状態から上方へ高く相手を持ち上げ、相手ごと自分も一回転して相手を背面からマットへ叩き落とす技。
- ワグナー・ドライバー
- みちのくドライバーIIと同じ技。父のドクトル・ワグナー・ジュニアの得意技で、継承した技。立っている相手の正面から、片腕で相手の首を抱きかかえ、もう片腕であいての股を抱え、相手を上方へ持ち上げる。持ち上げながら相手を上下逆さまに反転させると同時に、自らジャンプして前方に両足を開脚。尻餅状態で着地し、その勢いで相手を首元や背面からマットへ叩き落とす。ここ一番では頭部から危険な角度で落とすこともある。
- エルボー
- エルボース・マッシュ
- バック・ハンドチョップ
- チョップ・スマッシュ
- クローズライン
- ドロップキック
- 延髄斬り
- スーパーキック
- ラウンド・ハウス・キッック
- ステップ式延髄斬り。相手の腹部へ片足を乗せ、そこを踏み台にしながら繰り出す延髄斬り。
- パワーボム
- BTボム
- 尻餅を着かず両膝を着いて極めることが多い。雪崩式も使用する。
- タイガードライバー
- BTボム同様両膝を着いて極めることが多い。
- ドクターボム
- ジャーマンスープレックス
- ゴリー・スペシャル
- 仕掛けた後、あとずさりしてコーナーポストにぶつける事もある。
- スープレックス
- スーパープレックス
- ベリー・トゥー・バックスープレックス
- スクープスラム
- リンギーナII(ワグナー・ストレッチ / ワグナー・ロック)
- 巻き込み式腕ひしぎ十字固め
- 三角絞め
- カンパーナ
- ロメロ・スペシャル
- トペ・アトミコ
- ラ・マヒストラル
- カサドーラ
- プロレスリング・ノア
- 44代(防衛数 1回)
- 9代(防衛数 6回)
- 53(防衛数 0回)、59代(防衛数 0回) - with レネ・デュプリ
- 2020年大会優勝 - with レネ・デュプリ
- OILL(オーガニゼーション・インディペンデント・デ・ルチャリブレ)(Organizacion Independiente de Lucha Libre)
- トルネオ・デ・パレージャス・ジュニア・ビセンテナリオ
- 2010年大会優勝 - with エル・イホ・デ・エレア・パーク
- UWE(ユニバーサル・レスリング・エンターテインメント)(Universal Wrestling Entertainment)
- XWW(エクストリーム・ウォリアーズ・レスリング)(Xtreme Warriors Wrestling)
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選手一覧における選手は、五十音順としている。 ユニットはノア内ユニットを先に表記し、表記順は五十音順で、ユニットメンバーはリーダー・発起人が明確な場合は、その選手を先頭へ書き出し太字とし、その他は加入順(同時期に加入の選手は五十音順)。 引退・故人は、事実発生順。 |
選手 |
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ユニット・タッグ |
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役員 |
現体制 | |
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退任 |
- 鈴木裕之(代表取締役/リデットエンターテインメント代表取締役社長)
- 新原孝一(取締役会長COO)
- 内田雅之(元取締役会長・リデット社顧問)
- 不破洋介(元代表取締役社長)
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スタッフ |
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タイトル |
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リーグ戦 | |
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興行 | |
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引退 | |
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故人 | |
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提携団体 |
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関連項目 | |
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カテゴリ |
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