インスブルック中央駅 | |
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Südtiroler Platz と駅舎の眺め(南から) | |
Innsbruck Hauptbahnhof | |
所在地 | オーストリア A-6020 インスブルック7 |
管理者 | オーストリア連邦鉄道 (ÖBB) |
ホーム | 14 |
乗車人員 -統計年度- | 25,000人/日(降車客含まず) |
開業年月日 | 1853年開業(1927年、1954年、2001~2004年改装) |
インスブルック中央駅(インスブルックちゅうおうえき、Innsbruck Hauptbahnhof; 略称 Innsbruck Hbf)は、オーストリア・チロル州の州都インスブルックにあるオーストリア連邦鉄道(オーストリア国鉄)(ÖBB)の鉄道駅。 RJ (国内都市間特急)、EC(ヨーロッパ国際特急)やIC(国内都市間急行)を含むドイツ、イタリア、スイス、ハンガリーへ向かう全ての国際列車が停車する西オーストリア最大級の駅である。オーストリア国内路線ではザルツブルク、ウィーン、グラーツ、ブレゲンツ行きの直通列車があり、国際路線ではヴェローナ、ヴェネツィア、ミラノ、ミュンヘン、ハンブルク、ベルリン、チューリッヒ、バーゼル、コペンハーゲン、ブダペストへの直通列車が運行されている。また、ヨーロッパの高級長距離列車オリエント急行もインスブルックに停車する。1853年に建設され、今では1日におよそ25,000人もの利用者がいるオーストリア国内でも最も利用されている駅の一つ。駅はオーストリア連邦鉄道によって所有、運営されている。
インスブルック中央駅は市内中心部から徒歩で約10~15分の所に位置している。北西に旧市街が広がっており、徒歩で移動が可能。中央駅前は、バスと路面電車、タクシーの乗り場になっている。
ウィーン中央駅からRJ直通列車で約4時間10分、ザルツブルクからはRJ直通列車で約1時間50分、周辺諸国からの所要時間は、ドイツのミュンヘンからECで約1時間50分、スイスのチューリッヒから約3時間40分。
チロル地域の鉄道路線の開発は1850年にオーストリア帝国の下開始された。三年後、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(Emperor Franz Joseph I) は、インスブルックからイン川を横切って、ヴェルグル(Wörgl) までの路線を作ることを承認し1854年、この路線はバイエルン王国との国境の町、クフシュタインまで拡張された。土木建設でトップだったフランツ・チェルベンカ(Franz Czwerwenka) がデザインした鉄道駅は、オーストリア帝国の中で最も美しい駅舎と言われている。
1924年1月1日、オーストリア連邦鉄道 (ÖBB) は、オーストリア南部鉄道 (Südbahngesellschaft) から全ての路線を引き継いだ。1927年、駅は収容人数を高めるため、一度改装工事を行った。出発ホールのフレスコ画はルドルフシュトルツ (Rudolf Stolz) によって描かれた。駅のホームは真下の地下鉄と繋がり、トレイン・シェッド (プラットホームと線路を同時に覆う大きな屋根) は、屋根に作り替えられた。同時に、事業総局は駅の北ウィングにある「クロックタワービル」(建物に小さな時計があるためそう呼ばれている) に移動した。
第二次世界大戦の終わり、連合軍の爆破によって駅舎は完全に破壊された。後に、オーストリア連邦鉄道の建築家は数人の有名な建築家のデザインを組み合わせ、1950年代のスタイルの機能的な駅舎に建て替えた。1954年、オーストリアの画家マックス・ワイラー Max Weiler は、駅構内のデザインを描く契約を交わした。しかし、彼は壁に二枚のインスブルックの遺産を代表する抽象的なアートを現代的に描いたとして議論を集めた。
インスブルック中央駅は、Riegler Rieweの建築家たちによって建設され、2001年に起工式を行い、2004年5月19日に新駅舎が正式にオープンした。北棟の時計塔も1920年代の物から改良した。この改装工事計画の総費用は当時のお金で2,500万ユーロ。
現在の駅舎のメインホールは、地下から2つのトンネル(北トンネルと南トンネル)を通り、乗車口まで抜けることができる。メインホールから、地下駐車場までも移動可能になっている。(その他の歩行者用トンネルはグランド・ホテル・オイローパへ、エスカレーターはバス、路面電車のターミナルへと繋がっている。)また駅舎の北側は、オフィスビルに隣接している。
マックス・ワイラーによる印象的なフレスコ画は、1950年代に外され、新たな駅舎にはめ替えられた。
新しい駅舎の改装工事とほぼ同時に、街の中枢となる公共交通機関が駅の前に造られた。インスブルックの路面電車網(インスブルック市電)、地域や都市のバス路線、タクシー、シュトゥーバイタール鉄道の交通機関を提供している。
インスブルック中央駅は、チロルの地方から都市まで通勤通学の重要な役割を果たしており、また、オーストリアから東西南北の交通のためのハブ駅となっている。 東西交通((ブダペスト) - ウィーン - ザルツブルク- ヴェルグル -インスブルック(チューリッヒ)/ ブレゲンツ)および南北交通(ミュンヘン -ヴェルグル-インスブルック- ボルツァーノ - ヴェローナ - (ミラノ / ヴェネツィア /ローマ))
2007年12月以来、駅はチロルSバーン(Tyrol S-Bahn)のライン S1 , S2 および S3 、およびラインの終点、 S4 と S5 の中心の駅となっている。
バウムキルヒェン(インスブルック中央駅から約15キロ(9.3マイル)東)と、 ヴェルグル中央駅(Wörgl Hauptbahnhof)(ロウアー・イン・バレー鉄道Lower Inn Valley railwayとして知られている)の間の路線は、オーストリアの最も交通量の多い鉄道の一つである。(最大 430 電車 一日)また、それゆえ、TEN ベルリン-パレルモ軸TEN Berlin–Palermo axisの一部、4つの線路が現在再建されている。
以下のものがインスブルック中央駅の鉄道網。(不完全)
国内線
国内およびドイツ/南チロル (Dはドイツ、Iはイタリア)
国外(夜行列車) (スイスはCH、ドイツはD、ハンガリーはH、フランスはF、イタリアはI、ポーランドはPL、ベラルーシはBR、ロシアはR、チェコはCZ、スロベニアはSLO、クロアチアはHR、セルビアはSEB)
^ÖBBユーロナイトのウィーン、ミラノ間の列車はヴェローナで接続。
国外
インスブルック中央駅は、IVBの主要駅になっており、バスと路面電車のハブ駅となっている。ほぼ全ての路線がインスブルック中央駅に停車し、バスのラインFは、インスブルック空港(Innsbruck Airport)へ繋がっている。駅前からは市内へ向かう回路のみならず、地域へ向かう回路など、様々な方向、目的地へ繋がっている。
This article is based upon a translation of the German-language version as at July 2011