イーゴリ・ラディビロフ

イーゴリ・ラディビロフ
2015年欧州選手権
国籍  ウクライナ
生年月日 (1992-10-19) 1992年10月19日(32歳)
生誕地 ドネツィク州マリウポリ
身長 168cm
体重 67kg
種目 男子体操競技
コーチ Vyacheslav Lavrukhin
獲得メダル
 ウクライナ
オリンピック
2012 ロンドン 跳馬
世界選手権
2014 南寧 跳馬
2017 モントリオール 跳馬
2019 シュトゥットガルト 跳馬
2022 リヴァプール 跳馬
ヨーロッパ競技大会
2015 バクー 団体
ヨーロッパ選手権
2013 モスクワ つり輪
2012 モンペリエ 跳馬
2014 ソフィア 跳馬
2015 モンペリエ 跳馬
2018 グラスゴー 跳馬
2014 ソフィア 団体
2017 クルジュ=ナポカ つり輪
夏季ユニバーシアード
2017 台北 団体
2013 カザン 団体
2015 光州 つり輪
2015 光州 跳馬
2013 カザン つり輪
2013 カザン 跳馬
2015 光州 団体
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イーゴリ・ラディビロフウクライナ語: Ігор Радівілов[1]1992年10月19日 - )は、ウクライナマリウポリ出身の体操競技選手。

2012年ロンドンオリンピックに出場し、団体総合では4位だったが、跳馬で銅メダルを獲得した。

2013年、モスクワで開催された欧州選手権のつり輪で金メダルを獲得。カザンで開催されたユニバーシアードの団体総合での銀メダル獲得に貢献し、つり輪と跳馬でも銅メダルを獲得。

2014年世界選手権では、跳馬で銀メダルを獲得した。


私生活

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ラディビロフは1992年10月19日に東ウクライナマリウポリで生まれた。2016年9月4日にウクライナ人体操選手アンジェリーナ・キスラ英語版と結婚した[2]

経歴

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ラディビロフはフランスのモンペリエで開催された2012年ヨーロッパ選手権で銀メダルを獲得した。2012年夏季オリンピック男子体操団体総合英語版および男子跳馬英語版に出場した。2012年夏季オリンピック跳馬決勝にて16.316のスコアで銅メダルを獲得した[3]。また、団体総合決勝では、ニコライ・ククセンコフ英語版オレグ・ステプコ英語版ビタリー・ナコネチニー英語版オレグ・ベルニャエフらウクライナチームの一員として4位入賞を果たした[4]

2013年ヨーロッパ選手権のつり輪で金メダルを獲得した。カザンで開催された2013年夏季ユニバーシアードでは、彼とウクライナチーム(ヴェルニャエフ、ステプコ、ペトロ・パクニュク英語版マクシム・セミアンキフ英語版)は団体で準優勝した。彼は跳馬決勝でデニス・アブリャジンに次いで銅メダルを獲得した。

2014年5月19~25日、ソフィアで開催された2014年ヨーロッパ選手権では、ラディビロフはスコア14.266(床)、15.300(つり輪)、14.700(跳馬)と貢献し、彼の国が262.097ポイントでグレートブリテンに次いで団体銅メダルを獲得することを助けた。大会決勝戦では、ラディビロフは跳馬(15.050)でデニス・アブリャジンに次いで銀メダルを獲得した[5]

リオデジャネイロで開催された2016年夏季オリンピックでは、ラディビロフは大会決勝戦で跳馬の新技「前転とび前方かかえ込み三回宙返り」(最も難易度の高いスコア7.0)を披露した。尻もちをついたが、彼の足(骨盤ではなく)が最初に地面に着いたことから、スコアは与えられ、その後、この技を彼の名前を取って「ラディビロフ」と名付けるため、国際体操連盟(FIG)に正式に提出された。しかしながら、この技の練習や(この技に)張り合うことに伴う潜在的な怪我の危険のため、FIGはこの技をオリンピック後の競技では公式に禁止し、2017-2020 Code of Points for men's gymnastics から削除した。

脚注

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  1. ^ ウクライナ語ラテン翻字: Ihor Radivilov
  2. ^ RADIVILOV Igor at fig-gymnastics.com at the Wayback Machine (archive index)
  3. ^ Archived copy”. 2012年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月1日閲覧。
  4. ^ Archived copy”. 2012年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月8日閲覧。
  5. ^ Ablyazin, Wilson Dominate European Finals”. international gymnast. 25 May 2014閲覧。

外部リンク

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