ウィリアム・シドニー・マウント William Sidney Mount | |
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生誕 |
1807年11月26日 USA,ロングアイランド |
死没 |
1868年11月19日 USA,ロングアイランド |
ウィリアム・シドニー・マウント(William Sidney Mount、1807年11月26日 - 1868年11月19日)は19世紀のアメリカ合衆国の画家である。アメリカの生活風俗を描いた画家の先駆けとなった。ヴァイオリン(フィドル)の奏者としても知られ、作曲も行い、楽器の特許も取得した。
ニューヨーク州のロングアイランドのSetauketで生まれた。兄に肖像画家になったシェパード・アロンゾ・マウント(Shepard Alonzo Mount:1804-1868)がいる。ニューヨークのナショナル・アカデミー・オブ・デザインで学び、1832年にアカデミーの正会員になった。歴史画を初めは描いたが、すぐに日常生活を描くようになった。
マウントの有名な作品には「セタウキットのウナギ突き」(1845)や「馬の値段交渉」(1835)などがある。作品はロングアイランド美術・歴史・馬車博物館(Long Island Museum of American Art, History, and Carriages)などに収蔵されている[1]。
画家としての活動のほかに、フィドルの奏者、作曲家としても知られ、普通のヴァイオリンよりも大きい音がでるような形状をした「Cradle of Harmony」という名前で楽器を改良し特許を得た。
シェパード・アロンゾ・マウントとは別の兄弟の娘のエブリン・マウント(Evelina Mount:1837-1920)も画家になった[2]。