ウィリー・ウィークス

ウィリー・ウィークス
Willie Weeks
ウィリー・ウィークス(左)とエリック・クラプトン(2007年)
基本情報
生誕 (1947-08-05) 1947年8月5日(77歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ノースカロライナ州サレムバーグ
ジャンル ロック
ブルース
ジャズ
ブルースロック
カントリー・ミュージック
職業 ベーシスト
担当楽器 エレクトリックベース
レーベル リプリーズ・レコード
タムラ・レコード
ポリドール・レコード
エピック・レコード
EMI
ワーナー・ブラザース・レコード
アトランティック・レコード
キャピトル・レコード
コロムビア・レコード
エレクトラ・レコード

ウィリー・ウィークスWillie Weeks1947年8月5日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州サレムバーグ出身のベーシスト。様々な幅広いジャンルにわたって有名なミュージシャン達と共演することで名声を得た。プロになって以来、最も需要のあるセッション・ミュージシャンの一人として過ごしてきた。

また同時に、ウィリー・ウィークスは、プロになって以来、ロックの世界の何人もの重要人物達と一緒にツアーをしてきたことでも「悪名高い」。2006年から2007年にかけては、クロスロード・ギター・フェスティバルというワールド・ツアーに、エリック・クラプトンのハウス・バンドのベーシストとして参加し、健在ぶりを見せつけていた。

2017年から長野県軽井沢町に在住[1]

経歴

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ウィークスは、ノースカロライナ州サレムバーグに生まれる。1960年代初頭に、エレクトリックベースを弾き始める。彼が最初に影響を受けたのは、ラジオで聴くことができた、カントリー・ミュージックポップス、そしてリズム・アンド・ブルースだった。ウィークス自身は、初期の頃に影響を受けたミュージシャンとして、ロン・カータージェームス・ジェマーソン、そしてレイ・ブラウンを挙げている。

ウィークスは、下記のようなミュージシャン達とスタジオ・ワークもしくはツアーを行っている経験がある。

チャカ・カーンロイ・ブキャナングレッグ・オールマンデヴィッド・ボウイクラレンス・ブラウンジミー・バフェットケヴィン・チャルファントエリック・クラプトンバディ・ガイハンク・クロフォードロバート・クレイピノ・ダニエレボ・ディドリードゥービー・ブラザーズ[2]アレサ・フランクリンヴィンス・ギルアイザック・ヘイズジョージ・ハリスンビリー・ジョエルワイノナ・ジャッドB.B.キングライル・ラヴェットゲイル・デイヴィーズデイヴィッド・リー・ロスマイケル・マクドナルドドン・マクリーンジョン・メイヤージョン・メレンキャンプベット・ミドラーランディ・ニューマンピノ・パラディーノジョン・スコフィールドカーリー・サイモンロッド・スチュワートローリング・ストーンズジェームス・テイラーリチャード&リンダ・トンプソンジョー・ウォルシュボビー・ウーマックレオン・ラッセルスティーヴ・ウィンウッドスティーヴィー・ワンダーロニー・ウッドソウライヴエタ・ジェイムス矢沢永吉

ウィークスは、ダニー・ハサウェイのレギュラー・バンドに参加し、ハサウェイのアルバム『ライヴ』(1972年)に収録された「Voices Inside (Everything is Everything)」という曲で、2分32秒のベース・ソロを取っている[3]。このソロは、多くのベーシストから、ウィークスのベスト・プレイの一つだと考えられている。

ウィークスは、レコーディングでは、1962年フェンダープレシジョンベースをアムペッグのSVTアンプを使用して鳴らしている(しかし最初は、アムペッグのB-15を使っていると報道されていた)。また、イリノイ州ブリッジヴューのトヨタ・パークで2007年7月28日に行われたクロスロード・ギター・フェスティヴァルでもベースを演奏している[4]

ウィークスは、「ルーファス・ウィズ・チャカ・カーン」に先立つバンドである「アスク・ルーファス」で演奏している。彼は、アル・クーパーの曲である「ブラン・ニュー・デイ」の録音にも顔を出している。また、ファビュラス・アメイザーズや、ミネソタのグループ「ジプシー」に加入していたビル・ローダン(ロビン・トロワーのバンドの前ドラマー)とも共演している。

使用機材

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1962年製の赤いプレシジョンベースに加え、1958年製のメイプル・ネックのプレシジョンベース、1964年製のジャズ・ベース、そしてサンバーストのマーカス・ミラー・モデル、さらにはクラプトンのアンプラグドなレパートリーでは、タバコ・サンバースト・ケイの4弦アコースティック・ベースも使用している。2008年のクラプトンの「ヨーロピアン・サマー・ツアー」では、1963年製のサンバーストのプレシジョンベースも使用していた。

2009年のオーストラリア・ツアー、イギリス・ツアーでは、フェンダー、ケイ、アレヴァ・コッポロのベースを使用。

映画『ブルース・ブラザース2000』と『ライトニング・イン・ア・ボトル』の映像でも、ウィークスの姿を見ることができる。

ディスコグラフィ

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  • 『イン・ザ・ガーデン』 - In the Garden (1971年、Metromedia)
  • 『グッド・オールド・ボーイズ 』 - Good Old Boys (1974年)
  • 『小さな犯罪者』 - Little Criminals (1977年)
  • 『ボーン・アゲイン』 - Born Again (1979年)

出典

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  1. ^ Willie weeksさんと高中正義公式ホームページ(2017年12月1日)
  2. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “The Doobie Brothers | Biography & History”. AllMusic. All Media Network. 2021年6月21日閲覧。
  3. ^ Donny Hathaway Live”. Chris.quietlife.net. December 2, 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月16日閲覧。
  4. ^ Pictures and Photo Galleries”. Rolling Stone. 2014年3月16日閲覧。

外部リンク

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