『ウェイ・アウト・ウエスト』 | |
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ソニー・ロリンズ の スタジオ・アルバム | |
リリース | |
録音 | 1957年3月7日 ロサンゼルス |
ジャンル | ジャズ |
時間 | |
レーベル | コンテンポラリー・レコード |
プロデュース | レスター・ケーニッヒ |
専門評論家によるレビュー | |
ウェイ・アウト・ウエスト(Way Out West)とは、ジャズ・サックス奏者ソニー・ロリンズが、1957年に制作・発表したアルバム。現行CDには、ボーナス・トラックとして未発表テイクが追加されている。
本作は、ニューヨークを拠点としていたロリンズが、初めてアメリカ西海岸で制作したアルバム。マックス・ローチのツアーに帯同してロサンゼルスを訪れたロリンズは、現地の敏腕リズム隊と組んで、本作を1日でレコーディング。西部での録音ということで、「俺は老カウボーイ」「ワゴン・ホイール」といった西部劇映画の楽曲をカバーしており、アルバム・ジャケットもカウボーイをイメージしている。「ソリチュード」はデューク・エリントンの代表曲のカバー。
また、サックス・ベース・ドラムというトリオ編成で演奏されたことも話題となった。ピアノ抜きで、しかもホーンも1本という編成では、厚みのある演奏をすることは難しいが、ロリンズの卓越したアドリブが高く評価され、今日でも人気の高い1枚。既にオスカー・ピーターソンのサイドマンとして名を馳せていたレイ・ブラウンの貢献も大きい。
7.-9.はボーナス・トラック