エチオピアには行政上、68またはそれ以上の県(アムハラ語: ዞን、zonə、ゾーン)[1]に分かれている。エチオピア中央統計局の文書に記載されている県の名前と数は、2005年[1]と2007年[2]で異なる為、県の正確な数ははっきりしていない。それ故、地図に拠っては県の名前や県境が違う事がある。
エチオピアの県、ゾーンはエチオピアの行政区画のうち、二番目の規模を有する物である。州・自治区(Regions)、県(Zone)、郡(Woreda)、村(Kebele)[3]の順でエチオピアは構成されている。
アディスアベバ自治区には県が設置されていない。
アファール州は5県と1特別郡から成る。
アムハラ州は10県と1特別県から成る。
ベニシャングル・グムズ州は3県と2特別郡から成る。
2023年8月に旧南部諸民族州から分立した中部エチオピア州は、6県と1特別郡から成る[4][5]。
ディラ・ダワ自治区には県が設置されていない。
ガンベラ州は3県と1特別郡から成る。
ハラリ州には県が設置されていない。
オロミア州は21県と1特別県から成る。
2020年に旧南部諸民族州から分立したシダマ州には県が設置されていない。シダマ州成立以前はシダマ県とアワッサ行政市に区分されていた。
ソマリ州は9県から成る。
2023年8月に旧南部諸民族州から分立した南エチオピア州は12県から成る。南エチオピア州創設時に南オモ県(デブブ・オモ県)は南北に分割され[7]、コンソを除いた5つの特別郡は同時に県へ格上げされた[4]。
2021年に旧南部諸民族州から分立した南西エチオピア諸民族州は5県と1特別郡から成る。
ティグレ州は6県と1特別県から成る。カッコ内はティグリニャ語名の音訳。
南部諸民族州は2023年8月に廃止された。領域は現在のシダマ州、南西エチオピア諸民族州、南エチオピア州、中部エチオピア州に相当する。