エチオン | |
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O,O,O′,O′-Tetraethyl S,S′-methylene bis(phosphorodithioate) | |
別称 Diethion;[(Dethoxyphosphinothioylthio)methylthio]-diethoxy-thioxophosphorane | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 563-12-2 ![]() |
PubChem | 3286 |
ChemSpider | 3171 ![]() |
UNII | 2TI07NO12Y ![]() |
KEGG | C18725 ![]() |
ChEBI | |
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特性 | |
化学式 | C9H22O4P2S4 |
モル質量 | 384.48 g/mol |
外観 | 無色から琥珀色の無臭の液体 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
エチオン(Ethion)は、リン酸エステルの殺虫剤である。アセチルコリンエステラーゼと呼ばれる神経酵素に作用し、その働きを阻害することが知られている。
エチオンは強い臭気を持ち、白色から琥珀色の液体でアセトン、メタノール、エタノール、キシレンでは、水溶性である。
有機リン系殺虫剤、殺ダニ剤として使われ、ケラなどの害虫、果実、作物、綿、イネの昆虫およびダニの予防に使われている。
エチオンは、Industrial Bio-Test Laboratoriesのデータに基づき使用が承認された多くの物質のうちの1つである。1982年、国際連合食糧農業機関と世界保健機関は、その再分析を勧告した[1]。