エディー・ボー | |
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Eddie Bo (2004年、彼のクラブCheck Your Bucketにて) | |
基本情報 | |
原語名 | Eddie Bo |
出生名 | Edwin Joseph Bocage |
別名 | Spider Bocage |
生誕 | 1930年9月20日 |
出身地 | アメリカ合衆国 ルイジアナ州ニューオーリンズ |
死没 | 2009年3月18日(78歳没) |
ジャンル | R&B、ブルース |
職業 | ミュージシャン |
担当楽器 | ピアノ、ボーカル |
活動期間 | 1955年 - 2009年 |
レーベル | ボーサウンド、エイス、チェス、リック、アポロ、ソウルサエティ、スクラム、セヴンB、ブルージェイ、ノーラ |
公式サイト |
www |
エディー・ボー(Eddie Bo、1930年9月20日 - 2009年3月18日)は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のピアニスト、シンガー。本名は、エドウィン・ジョセフ・ボケイジ。ニューオーリンズのR&Bシーンが活況を呈していた1950年代より50年以上にわたって活躍した。
彼自身はヒットに恵まれていないが、彼の持ち歌である「I'm Wise」は、リトル・リチャードによって取り上げられ、「Slippin' and Slidin'」の名でヒットとなった。1960年代の後半以降は、ファンキーなサウンドを展開し、ニューオーリンズ・ファンクの一端を担った。
母はピアニスト、また叔父やいとこがジャズ・オーケストラで活躍するという音楽一家に生まれたボーは、当初はニューオーリンズのジャズ・シーンで活動を始めた。しかしながら、やがてより稼げる選択肢として、R&Bをプレイするようになった。芸名をスパイダー・ボケイジと名乗り、彼のバンドは、ルース・ブラウン、アール・キングらR&Bのスターたちのバックをつけるようになった。
1955年、エイス・レコードよりデビュー。翌1956年にアポロ・レーベルよりリリースした「I'm Wise」は、「Slippin' and Slidin'」の名でリトル・リチャードに取り上げられ、広く知られるようになった。この他、地元リック・レーベルから「Every Dog Has Its Day」「Check Mr. Popeye」など多くの曲をリリースしているほか、チェス、チェッカーにもレコーディングを残している。
1960年代に入ると、地元の零細レーベルから単発的にシングルをリリースし続け、またアーマ・トーマス、ジョニー・アダムスら、他のアーティストのプロデューサーとしても活躍した。1960年代後半には、ニューオーリンズ・ファンクの原型とも言えるファンキーなサウンドを展開。1969年のスクラム・レーベルからのシングル「Hook and Sling (Parts 1 & 2)」は、ボーのそのような側面を示した快作で、彼の曲としては最もよく知られているもののひとつである。
1970年代に入ると、自身のレーベル「Bo-Sound」を立ち上げてそこから作品をリリースするようになった。このレーベルは一度休眠状態になっていたが晩年に復活し、彼は再びいくつかの作品を同レーベルからリリースしている。
2003年には、自身のクラブ、チェック・ユア・バケットをニューオーリンズ市内に開店するものの、2005年のハリケーン・カトリーナで被害を受け閉店してしまった[1]。