エド・スプレイグ (内野手)

エド・スプレイグ
Ed Sprague
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州アラメダ郡カストロバレー英語版
生年月日 (1967-07-25) 1967年7月25日(57歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 1988年 MLBドラフト1巡目
初出場 1991年5月8日
最終出場 2001年10月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪 1988年
オリンピック
男子 野球
1988 野球

エドワード・ネルソン・スプレイグ・ジュニアEdward Nelson Sprague Jr., 1967年7月25日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州アラメダ郡カストロバレー英語版出身の元プロ野球選手三塁手)。右投右打。現在は、MLBオークランド・アスレチックスの育成部長を務めている[1]

同名の父英語版もメジャーリーガー(投手)である。妻のクリステン・バブ=スプレイグ英語版バルセロナオリンピックシンクロナイズドスイミング金メダリストに輝いている[2]

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

1985年MLBドラフト26巡目(全体673位)でボストン・レッドソックスから指名されたが、この時は契約せずにスタンフォード大学へ進学した。大学時代の1987年にはアメリカ合衆国代表に選出されている[3]。翌1988年にはソウルオリンピック公開競技として行われた野球競技にアメリカ合衆国代表として出場し、金メダルを獲得している[4]

現役時代

[編集]

1988年のMLBドラフト1巡目(全体25位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。

1991年にメジャーデビュー。ブルージェイズは1992年からワールドシリーズ連覇を成し遂げているが、スプレイグも1992年は右の代打、正三塁手だったケリー・グルーバーが去った1993年にはレギュラーとして貢献している。その後、1996年には共に自己最多となる36本塁打、101打点を記録したが、1997年からは2年連続で打率2割2分台と低調だった。

1999年ピッツバーグ・パイレーツ在籍時には22本塁打と復調し、生涯唯一のオールスター選出を果たしている[2]2001年、この年シーズン116勝を挙げたシアトル・マリナーズでのプレーを最後に現役を引退した。

引退後

[編集]

引退後はパシフィック大学の野球部監督を2004年から12年間務めた後、2016年よりオークランド・アスレチックスGM補佐に就任した。2019年レギュラーシーズン終了後からは育成部長へと配置転換された[5]

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
1991 TOR 61 183 160 17 44 7 0 4 63 20 0 3 0 1 19 2 3 43 2 .275 .361 .394 .754
1992 22 50 47 6 11 2 0 1 16 7 0 0 0 0 3 0 0 7 0 .234 .280 .340 .620
1993 150 596 546 50 142 31 1 12 211 73 1 0 2 6 32 1 10 85 23 .260 .310 .386 .696
1994 109 445 405 38 97 19 1 11 151 44 1 0 2 4 23 1 11 95 11 .240 .296 .373 .669
1995 144 602 521 77 127 27 2 18 212 74 0 0 1 7 58 3 15 96 19 .244 .333 .407 .740
1996 159 670 591 88 146 35 2 36 293 101 0 0 0 7 60 3 12 146 7 .247 .325 .496 .821
1997 138 562 504 63 115 29 4 14 194 48 0 1 0 1 51 0 6 102 10 .228 .306 .385 .691
1998 105 419 382 49 91 20 0 17 162 51 0 2 0 2 24 1 11 73 15 .238 .301 .424 .725
OAK 27 91 87 8 13 5 0 3 27 7 1 0 0 0 2 1 2 17 1 .149 .187 .310 .497
'98計 132 510 469 57 104 25 0 20 189 58 1 2 0 2 26 2 13 90 16 .222 .280 .403 .683
1999 PIT 137 564 490 71 131 27 2 22 228 81 3 6 1 6 50 6 17 93 12 .267 .352 .465 .817
2000 SD 53 131 117 17 32 10 0 10 72 25 0 0 0 2 10 2 2 28 0 .274 .336 .615 .951
BOS 33 123 111 11 24 4 0 2 34 9 0 0 0 0 12 0 0 18 2 .216 .293 .306 .599
SD 20 44 40 2 9 2 0 0 11 2 0 0 0 0 3 0 1 12 1 .225 .295 .275 .570
'00計 106 298 268 30 65 16 0 12 117 36 0 0 0 2 25 2 3 58 3 .243 .312 .437 .749
2001 SEA 45 107 94 9 28 7 0 2 41 16 0 0 0 1 11 1 1 18 3 .298 .374 .436 .810
MLB:11年 1203 4587 4095 506 1010 225 12 152 1715 558 6 12 6 37 358 21 91 833 106 .247 .318 .419 .737

記録

[編集]

背番号

[編集]
  • 33(1991年 - 1998年途中)
  • 8(1998年途中 - 同年終了)
  • 5(1999年)
  • 4(2000年 - 同年途中、2000年途中 - 同年終了)
  • 44(2000年途中 - 同年途中)
  • 10(2001年)

代表歴

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ A's announce player development staff for 2023” (英語). MLB.com (2023年1月24日). 2023年5月16日閲覧。
  2. ^ a b 出野哲也『改訂新版 メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、285頁。ISBN 978-4-905369-67-7 
  3. ^ https://img.mlbstatic.com/opprops-images/image/upload/opprops/lkyazuruiizenbawxnuq.pdf
  4. ^ 「エド・スプレイグ」『マリナーズ地区優勝&ポストシーズン展望号』ベースボール・マガジン社 64頁
  5. ^ Ed Sprague promoted to Director of Player Development” (英語). MLB.com (2019年10月17日). 2023年5月16日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]