イースタンミシガン大学でのベイツ (2022年) | |
クリーブランド・キャバリアーズ No.21 | |
---|---|
ポジション | SF |
所属リーグ | NBA |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 2004年1月28日(20歳) |
出身地 | ミシガン州アナーバー |
身長 | 203cm (6 ft 8 in) |
体重 | 77kg (170 lb) |
キャリア情報 | |
高校 |
リンカーン高等学校 イプシ・プレップ |
大学 |
メンフィス大学 イースタンミシガン大学 |
NBAドラフト | 2023年 / 2巡目 / 全体49位[1] |
クリーブランド・キャバリアーズから指名 | |
プロ選手期間 | 2023–現在 |
経歴 | |
2023– | クリーブランド・キャバリアーズ |
2023– | →クリーブランド・チャージ |
受賞歴 | |
| |
Stats Basketball-Reference.com | |
エモニ・ジェームズ=ウェイン・ベイツ(Emoni James-Wayne Bates, 2004年1月28日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州アナーバー出身のプロバスケットボール選手。NBAのクリーブランド・キャバリアーズにツーウェイ契約で所属している。ポジションはスモールフォワード。
ミシガン大学内の病院で生まれ、3歳のときからバスケを始める[1][2]。しばしばバスケットボールを抱えて眠り、家の周りをドリブルしていたという[3]。元プロバスケットボール選手である父に指導されて育った。
父の長年のチームメイトであり友人のジェシー・デイビスがヘッドコーチを務めるリンカーン高等学校に進学[4]。2018年11月26日にデビューし、32得点・15リバウンドを記録しチームを勝利に導いた[5]。その後も1年目ながらエースとして活躍し、このシーズンは平均28.5得点・10.2リバウンドの成績を記録。ミシガン州のゲータレード年間最優秀選手賞した[6]。これらの活躍から、247スポーツのエバン・ダニエルズから「レブロン・ジェームズ以来で最高の才能を持つ高校生」と評された[7]。
2年目のシーズン開幕前の2019年11月4日に発売されたスポーツ・イラストレイテッドの表紙を飾った[8]。このシーズンもエースとして活躍し、2020年1月27日の試合では42得点を記録。この日は幼い頃からの憧れの存在であったコービー・ブライアントがヘリコプター事故で急逝し、追悼の意を込め彼の現役時代の背番号である24番のジャージを着用していた[9]。このシーズンは前年からさらに成績を伸ばし、平均32.3得点・9.0リバウンド・3.0アシスト・2.1スティールの成績を記録。アメリカ全体のゲータレード年間最優秀選手賞を史上始めて2年生で受賞した[10]。
3年目のシーズンが始まる前に、父が新たに設立したイプシランティ・プレップアカデミーへ転校することを発表した[11]。2020年11月12日にはチェット・ホルムグレン擁するチーム・シズルとエキシビションマッチを行い、試合には敗れたものの36得点を記録した[12]。このシーズンは平均23.0得点・5.8リバウンド・3.0アシスト・2.2スティールの成績を記録し、ネイスミス年間最優秀選手賞のファイナリストにも選出された[13]。
2022年のクラスの中で最大級の評価を受け、ESPN、ライバルズ、247スポーツの主要3サイトから5つ星評価され、その全てで全体1位にランクインした。中学生の時点で既にNCAAのデポール大学からオファーを受けており、高校1年目のシーズン終了後にはミシガン大学、ミシガン州立大学、デューク大学からオファーを受けた[14][15][16]。そして高校での活躍から、多くのアナリストたちに「世代を問わず最高の高校生プレイヤー」と評された[17]。その後、2020年6月29日にスポーツセンターのライブインタビューにて、ミシガン州立大学への進学を決断したことを発表した[18]。しかし2021年4月30日にこれを撤回し、進学先を再検討することを明かした[19]。その後8月24日に、ペニー・ハーダウェイがヘッドコーチを務めるメンフィス大学への進学を発表した[20]。
氏名 | 出身 | 高校 / 大学 | 身長 | 体重 | コミット日 | |
---|---|---|---|---|---|---|
エモニ・ベイツ SF |
イプシランティ | イプシランティ・プレップアカデミー (MI) | 6 ft 9 in (2.06 m) | 205 lb (93 kg) | 2020年6月29日 | |
リクルート スターレーティング: Scout: N/A Rivals: 247Sports: ESPN: ESPNグレード: 98 | ||||||
全リクルート順位: Rivals: 1 247Sports: 1 ESPN: 1 | ||||||
出典:
|
学年変更して卒業を1年早めていたこともあり、17歳でカレッジバスケットボールの最年少選手としてデビューした。激しい順位争いが始まると、ヘッドコーチのペニー・ハーダウェイにポイントガードを任されるようになった[21]12月に指の怪我を負い、3試合を欠場した。その後、腰の負傷でAACトーナメントを含む12試合を欠場し、 NCAA トーナメントで復帰した[22]。こののシーズンは18 試合に出場して平均9.7得点・3.3リバウンド・フィールドゴール成功率は38.6%と苦戦し、[23] シーズン開幕前に予想された活躍をできず、評価を大幅に下げた[24]。
2年目のシーズン開幕前にイースタンミシガン大学へ転校した[25]。他にはミシガン大学、アーカンソー大学、シートン・ホール大学、デポール大学、ルイビル大学などからもオファーを受けていた。シーズン前の2022年9月19日に銃の所持容疑で逮捕され、チームから出場停止処分を受けた[26]。訴追の取り下げにつながる司法取引の後、10月13日に釈放された。[27]理由は明かされていないが、ウェイン州立大学とのチームの開幕戦には出場しなかった[28]。2022年11月11日にシーズン初出場し、30得点を記録した[29] 。2023年1月24日のトレド大学戦では43得点を記録した[30]。シーズン終了後、2023年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。
2023年のNBAドラフトで、2巡目全体49位でクリーブランド・キャバリアーズに指名された[31]。2023年7月8日、正式にキャバリアーズとツーウェイ契約を締結した[32]。
略称説明 | |||||
---|---|---|---|---|---|
GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023–24 | CLE | 15 | 0 | 8.9 | .306 | .303 | .250 | .9 | .7 | .1 | .1 | 2.7 |
通算 | 15 | 0 | 8.9 | .306 | .303 | .250 | .9 | .7 | .1 | .1 | 2.7 |
シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021–22 | メンフィス | 18 | 13 | 23.4 | .386 | .329 | .646 | 3.3 | 1.3 | .6 | .3 | 9.7 |
2022–23 | EMU | 25 | 25 | 33.6 | .419 | .346 | .802 | 5.6 | 1.5 | .8 | .5 | 20.2 |
通算 | 43 | 38 | 29.3 | .409 | .341 | .760 | 4.6 | 1.4 | .7 | .4 | 15.8 |