エリーザー・アルビン Eleazar Albin | |
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アルビンの著書「クモと奇妙な昆虫の自然史」の表紙、乗馬したアルビンが描かれている | |
生誕 | fl. 1690年 |
死没 | 1742年頃 |
エリーザー・アルビン(Eleazar Albin 、fl. 1690年 – 1742年頃)[1]はイギリスの博物学者、博物画家、水彩画家である。『イギリスの昆虫の自然史』(A Natural History of English Insects:1720年)、『鳥の自然史』(A Natural History of Birds : 1731年–1738年)、『クモや珍しい昆虫の自然史 (Natural History of Spiders and other Curious Insects:1736)などの著者である。「18世紀の偉大な昆虫学書の博物画家の一人」とされている[1]。
生涯については、ほとんど知られていない。たぶんドイツ生まれで、1701年にジャマイカに住んでいたとされ、1708年には結婚して、ロンドン・ピカデリーに住んでいた。『イギリスの昆虫の自然史』の著者紹介(autobiographical details)によれば、水彩画を教えていたがその後、絹織物商人でアマチュア博物学者のジョゼフ・ダンドリッジ(Joseph Dandridge)に博物学を学んだとされる。
『鳥の自然史』はアルビンの版画にアルビンと娘のエリザベス(Elizabeth Albin)が彩色した。この書でアルビンは「すべての図版は、生物を見て、描き彩色するように教えた娘か自分が、生物を見て、できるだけ正確に描き、彩色した」と書いた[2][3]。
『鳥の自然史』に掲載されたホオアカトキの図版はおそらく、ホオアカトキがヨーロッパで絶滅する前に描かれた最後のものである[3]。