エルンスト・リーチェル

エルンスト・リーチェル
Ernst Rietschel
Julius Thaeterによる肖像版画
生誕 (1804-12-15) 1804年12月15日
ドイツ、プルスニッツ(Pulsnitz)
死没 1861年2月21日(1861-02-21)(56歳没)
ドイツ、ドレスデン
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エルンスト・リーチェル(Ernst Friedrich August Rietschel、1804年12月15日 - 1861年2月21日)は、19世紀のドイツの彫刻家である。ドレスデン美術アカデミーの教授を務めた。

略歴

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現在のザクセン州のプルスニッツ(Pulsnitz)の養蜂を仕事とする家に生まれた。プルスニッツで商家の徒弟をした後、1820年からドレスデンのザクセン王国美術アカデミーで、学び始めた。アカデミーの絵画の賞を得た後、1823年から彫刻家のフランツ・ペトリッヒ(Franz Pettrich: 1770-1844)の工房で学び、この工房にいる間にノルトハウゼンの市場の噴水を飾るネプチューン像を独立した立場で制作した。

1826年、フォン・アインジーデル伯爵の勧めでベルリンの彫刻家クリスティアン・ダニエル・ラウフ(Christian Daniel Rauch: 1777-1857)の工房に移った。ラウフの工房でさまざまなモニュメントの制作に参加した。1828年に工房の代表としてニュルンベルクのデューラー像の竣工式に出席した岐路にヴァイマルを訪れ初めて高齢のゲーテに面会し、翌年もラウフとともにゲーテと面会した。1827年にはすでにローマに留学する奨学金の受給資格をえていて、1830年になって、イタリアに1年間留学した。帰国するとザクセン王フリードリヒ・アウグスト1世のモニュメントを制作した。

27歳であった、1832年にドレスデン美術アカデミーの彫刻の教授となった。1833年にドレスデンのブリュール宮殿 (Palais Brühl)に工房を与えられた。当時の有力な建築家たちと協力し、ドレスデンの多くの建築の装飾彫刻を制作し、また国外からの注文を受けた。

1861年にドレスデンで亡くなった。リーチェルの弟子にはスイス生まれの彫刻家、ロベルト・ドーレル(Robert Dorer: 1830-1893)らがいる。

リーチェルの代表作とされるのは、ヴァイマルドイツ国民劇場前の『ゲーテとシラーの像』やブラウンシュヴァイクの『レッシング像』などがある。

作品

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参考文献

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  • In: ABC-Buch für kleine und große Kinder / gezeichnet von Dresdner Künstlern. Mit Erzählungen und Liedern von R. Reinick und Singweisen von Ferdinand Hiller. – Leipzig : Wigand, 1845. - Digitalisierte Ausgabe der Universitäts- und Landesbibliothek Düsseldorf
  • Ernst Rietschel, Christian Rietschel (Hrsg.): Erinnerungen aus meinem Leben. 2. Auflage. Evang. Verl.-Anst., Berlin 1963.
  • Berthold Auerbach: Erinnerungen an Ernst Rietschel. In: Gartenlaube, 1861, Seite 280–284; 313–315, 356–360.
  • Gertraud Bartonietz: Ernst Rietschel. Stadt Pulsnitz, Pulsnitz 1987.
  • Martin O. Johannes: Ernst Rietschel, der Bildhauer. Heimatwerk Sachsen, Dresden 1938.
  • Monika Schulte-Arndt: Ernst Rietschel als Zeichner. Verlag Philipp von Zabern, München 1995.
  • R. Muther: Rietschel, Ernst. In: Allgemeine Deutsche Biographie (ADB). Band 28, Duncker & Humblot, Leipzig 1889, S. 596–602.
  • Bärbel Stephan: Rietschel, Ernst Friedrich August. In: Neue Deutsche Biographie (NDB). Band 21, Duncker & Humblot, Berlin 2003, ISBN 3-428-11202-4, S. 613 f. (Digitalisat).
  • Götter Menschen Furien. Ernst Ritschels Giebelfeld „Tragödien“ in Bautzen. Lusatia Verlag Bautzen, 2004; ISBN 3-936758-14X
  • Vera Losse: Ernst Rietschel. In: Biographisch-Bibliographisches Kirchenlexikon (BBKL). Band 8, Bautz, Herzberg 1994, ISBN 3-88309-053-0, Sp. 341–344.
  • Frank Fiedler, Uwe Fiedler: Lebensbilder aus der Oberlausitz – 60 Biografien aus Bautzen, Bischofswerda und Umgebung. Books on Demand, Norderstedt 2017, ISBN 978-3-7448-7197-6.[8]