エルンスト・レーマク(Ernst Julius Remak, 1849年5月26日 - 1911年5月24日)は、ドイツの神経病理学者。
ベルリーンに生まれ、ブレスラウ大学、ベルリン大学、ヴュルツブルク大学、シュトラースブルク大学、ハイデルベルク大学で学び、1870年に医学博士号を取得。
1870年-71年の普仏戦争に従軍、森鷗外も学んだことのあるベルリン大学付属シャリテ病院(Charité Hospital)の助手となり、神経病理学者として自立、1877年に私講師、1893年に教授となる。
「レマーク麻痺(型) Remak's paralysis (type)」、「レマーク反射 Remak's reflex, Remak Femoralreflex」、「レマーク症候(徴候) Remak's symptom (sign)」などに名前を残す。
レマーク(氏)反射とは、錐体路が損傷した際に、大腿の内側を摩擦すると、脚挙上・足背屈(指が足の裏の方向に曲がる)反応を示すことである。
エルンスト・レーマクは、また医学雑誌に50件の論文を投稿、また「開業医のための電気診断法と電気療法の入門書 Grundriss der Elektrodiagnostik und Elektrotherapie für Praktische Ärzte(1895年ウィーン)」、カール・ノートナーゲル Carl Nothnagel の「特殊な病理学と治療法のハンドブック Handbuch der Speziellen Pathologie und Therapie(1900年)」の「神経炎と多発性神経炎 Neuritis und Polyneuritis」部分の作者でもある。
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