エンミ・イタランタ | |
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エストニア、タリンにて。 2014年撮影。 | |
誕生 | 1976 |
職業 | 小説家 |
言語 | フィンランド語、英語 |
国籍 | フィンランド |
最終学歴 |
タンペレ大学 ケント大学 |
ジャンル | スペキュレイティブ・フィクション、サイエンス・フィクション |
代表作 |
水の継承者ノリア 2014 The City of Woven Streets 2016 |
公式サイト | emmiitaranta.com |
ウィキポータル 文学 |
エンミ・エリナ・イタランタ (Emmi Elina Itäranta、1976年 - )はフィンランドの小説家。彼女のデビュー作『水の継承者ノリア』はハーパーコリンズ社から2014年に出版された。邦訳は2016年3月14日出版。
イタランタはタンペレ大学の演劇コースで修士号を取得している。卒業後、コラムニスト、演劇批評家、脚本家、報道担当者として活動した[1]。2007年に、彼女はケント大学のクリエイティブ・ライティングコースで博士号を習得中に処女作を書き上げた[2][3]。 英語とフィンランド語で同時に作品を発表し[4][5]、2012年には若手作家に贈られるカレヴィ・ヤンッティ賞、フィンランド国語教師会賞[6]、およびフィンランドの大手出版社であるテオス社SFファンタジー小説大賞を受賞した[1][7]この本はテオス社から2012年にTeemestarin kirja ("茶道の書")のタイトルで出版され、2012年にはカレヴィ・ヤンッティ賞を受賞し、ヌオリ・アクレシス賞を2013年に受賞した。2013年には Tähtivaeltaja Awardを受賞している。[8]
英語版のMemory of Waterは、ハーパーコリンズ社から2014年にイギリス、アメリカ、オーストラリアから出版された[9]。2014年にはフィリップ・K・ディック賞にノミネートされ、[10] キッチーズ賞金の触手(新人部門)、[11]またアーサー・C・クラーク賞にもノミネートされた[12]。21の国と地域で翻訳され、アラビア語、チェコ語、デンマーク語、エストニア語、フランス語、グルジア語、ドイツ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、ノルウェー語、ポルトガル語とスペイン語とトルコ語に訳されている[13]。イタリア語版La Memoria dell'AcquaはFrassinelli社から出版され、ヨーロッパサレルノブックアワードに2016年にノミネートされている。
エンミの二つ目の小説は2015年の10月にフィンランド語で出版されたKudottujen kujien kaupunkiで、Tähtivaeltaja Awardにノミネートされた他、タンペレ市文学賞を受賞した[14]。2016年にはThe City of Woven Streetsの名前で英語版がイギリスで出版され、The Weaverの名前でアメリカとカナダで出版された[15][16]。
2016年9月に小谷真理とのイベントで来日している[17]。エンミ・イタランタは現在、イギリスのカンタベリーに住んでいる[1]。