エーリッヒ・ツァイスル Erich Zeisl | |
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![]() 著作権者:バーバラ・ツァイスル・シェーンベルク博士(娘) | |
基本情報 | |
生誕 |
1905年5月18日![]() |
死没 |
1959年2月18日(53歳没)![]() |
ジャンル | 映画音楽、クラシック音楽 |
職業 | 作曲家 |
エーリッヒ・ツァイスル(Erich Zeisl, 1905年5月18日 - 1959年2月18日)は、20世紀オーストリアの作曲家。
ウィーンの中産階級の家庭に生まれる。早くから音楽の才能を示し、14歳でウィーン音楽院の入学を許可され、最初の歌曲が出版された。1934年に「レクイエム」でオーストリア国家賞を受賞。しかしユダヤ人であったため活動に支障をきたすようになり、1938年のアンシュルスによりパリ、ついでニューヨークに亡命した。その後ハリウッドで映画音楽の作曲を始め、『名犬ラッシー 家路』(1943)、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(1946)、『凸凹透明人間』(1951)などの音楽を担当している。
多忙な中でクラシック音楽の作曲も続け、さまざまな室内楽曲、ピアノ協奏曲、グレゴール・ピアティゴルスキーのためのチェロ協奏曲、合唱曲、ヘブライ語で書かれた「詩篇92」、1944年から1945年にかけて父を偲んで書かれた「ヘブライ・レクイエム」などを残している。