オウゴニン[1] | |
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5,7-Dihydroxy-8-methoxy-2-phenyl-4H-chromen-4-one | |
別称 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 632-85-9 |
PubChem | 5281703 |
ChemSpider | 4445020 |
日化辞番号 | J12.474E |
KEGG | C10197 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL16171 |
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特性 | |
化学式 | C16H12O5 |
モル質量 | 284.26 g mol−1 |
精密質量 | 284.068473 |
融点 |
203–206 °C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
オウゴニン(またはウォゴニン、英: Wogonin)は、コガネバナから単離されるO-メチル化フラボンで[2]ノルウォゴニンの8位がメトキシ化された化合物。
日本の漢方薬である黄芩や小柴胡湯の有効成分の1つである。 コガネバナと同じタツナミソウ属 (Scutellaria) の植物にも含まれ、Skullcapハーブとして海外で利用されている。
ある研究では、オウゴニンは、マウスに7.5から30 mg/kgを投与することで、ベンゾジアゼピンのような鎮痛や筋弛緩の作用を示さずに、抗不安薬の作用を示すことが示されている[2]。in vitroでの予備実験では、オウゴニンが抗腫瘍活性を持つ可能性が示された[3][4]。
オウゴニンの配糖体は、オウゴノシド(またはウォゴノシド)として知られる。