オオチゴユリ

オオチゴユリ
調布市野草園(植栽) 2013年5月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
亜綱 : ユリ亜綱 Liliidae
: ユリ目 Liliales
: ユリ科 Liliaceae
: チゴユリ属 Disporum
: オオチゴユリ D. viridescens
学名
Disporum viridescens (Maxim.) Nakai[1]
和名
オオチゴユリ(大稚児百合)

オオチゴユリ(大稚児百合、学名:Disporum viridescens)はユリ科チゴユリ属多年草 [2]。別名、アオチゴユリ[1]。チゴユリ属は、新しいAPG植物分類体系ではイヌサフラン科に分類される[3]

特徴

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地下の根茎は横にはい、群生する。は高さ40-70cmになり、上部でよく分枝する。は互生し、葉身は長楕円形で、長さは6-8cmになる[3]

花期は5-6月。の先につき、下向きに咲く。花被片は6個あり、白色でやや緑色を帯びる。子房は球形で、子房と花柱は同じ長さ。雄蕊は6個あり、花糸と葯も同じ長さとなる。果実は球形の液果となり、黒色に熟す[2][3]

和名の由来は、同属のチゴユリ (稚児百合)に似るが、花が大きく茎も高いことによる[2]

分布と生育環境

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日本では、北海道、本州の北部・関東地方・中部地方に分布し、山地の林内に生育する[3]。国外では、朝鮮、中国(東北地方)、ウスリーに分布する[2]

脚注

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  1. ^ a b オオチゴユリ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ a b c d 『日本の野生植物 草本I単子葉類』p.48
  3. ^ a b c d 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.86

参考文献

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