種類 | 非公開会社 |
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略称 | Orchid |
本社所在地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州フリーモント |
設立 | 1982年 |
業種 | ハードウェア |
事業内容 | パーソナルコンピュータ周辺機器の設計・製造・販売 |
特記事項:1994年にマイクロニクス・コンピューターズに吸収合併され、さらに1998年にダイアモンド・マルチメディアに吸収合併された。 |
オーキッド・テクノロジー(英語: Orchid Technology)はかつて米国に存在したコンピュータ周辺機器メーカー。
Apple IIやPC/AT互換機向けのアドオン拡張カードの設計・製造・販売を行った。
同社のもともとの主力製品はIBM PC互換機用の1Mbps LANカードPCNet Cardであった[1]。LAN(Local Area Networking)の頭文字はベトナム語でラン(英語: Orchid)を指し、これが社名の由来である。
この製品を成功させた後、同社は80186や80286プロセッサーを搭載したPC Turbo、TinyTurbo、TurboVGAを代表とする高性能アドインカードを手がけるようになった。1987年から1994年にかけて、様々なメモリやビデオカードが発売された。
1988年、オーキッドは特権システム事業部でバックプレーンマザーボードの設計および販売を始めた[2]。しかし、マイクロニクス・コンピューターズ(Micronics Computers)、ミレックス(Mylex)、アメリカン・メガトレンドといった、産業分野で旧来からブランドを持つマザーボードメーカーとの激しい競争にさらされて、市場シェアを獲得することができなかった。
1994年8月、同社はマザーボードメーカーのマイクロニクス・コンピューターに買収された[3]。オーキッドはRighteous 3D、Fahrenheit Video3DおよびKelvin 64グラフィックアクセラレータでも知られる。同社はSoundWave 32、GameWave 32およびデジタルキャプチャ・再生システムのVidiolaシリーズといったマルチメディア製品も製造していた。