オーストラリアのカトリックでは、オーストラリアにおけるローマ・カトリック教会について記述する。
19世紀の白人入植以来、聖公会が最も信徒数が多い教派だったが、第二次世界大戦後に移民政策が改められると、イタリア、ポーランド、クロアチア、ハンガリーといった国々からの移民が増加し、現在ではカトリック信徒が全人口の25%以上を占め最も多くなった。
流刑地だったシドニーにアイルランド人も輸送された。従って当初のオーストラリア・カトリックの大多数はアイルランド人であった。次第にアイリッシュ・ナショナリズムが激化しイングランド系オーストラリア人に敵対心を持っていたので、アイルランド系でないオーストラリア人はカトリック教会に距離感を持っていた。20世紀後半になると先述の通りイタリアやポーランドなどからの移民が増えた為、現在ではカトリックは最も人数の多い教派になった。
19世紀に慈善活動をしていたマッキロップは2010年に教皇ベネディクト16世によって列聖され、同国初のカトリック聖人となった。