この項目「カオスフィールド」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - 反響・売り上げについて、より具体的に (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) (2019年6月) |
ジャンル | シューティングゲーム |
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対応機種 |
アーケードゲーム [AC] ドリームキャスト [DC] ニンテンドーゲームキューブ [GC] PlayStation 2 [PS2] Wii[1] |
開発元 | マイルストーン |
発売元 |
AC:エイブルコーポレーション DC、GC:マイルストーン PS2:デジタル・ゲイン |
人数 | 1人 |
メディア |
AC:NAOMI-GD DC:GD-ROM GC:8cm光ディスク PS2:DVD-ROM |
発売日 |
AC:2004年6月 DC:2004年12月16日 GC:2005年2月24日 PS2:2005年12月15日 |
対象年齢 | CERO: 全年齢 |
その他 | 1 カラスWii及びマイルストーンシューティングコレクション2に収録。 |
『カオスフィールド』 (Chaosfield) は、マイルストーンが制作した縦スクロールシューティングゲーム。2004年にアーケード版を稼動させ、同年にドリームキャストへ移植。
2005年にはニンテンドーゲームキューブ移植版『カオスフィールド エクスパンデッド』と、PlayStation 2移植版『カオスフィールド ニューオーダー』も発売された。
通常スクロール系のシューティングゲームは長い道中を経由してボスにたどり着くが、本作ではその「道中」を廃し、中ボスやステージボスに連続して挑む「ボスラッシュ」を主体としたゲームデザインとなっている。また、難易度の異なる2つのフィールド、オーダーフィールドとカオスフィールドを切り替えながら戦う「フィールドチェンジ」システムも大きな特徴。
開発スタッフの一人である永田大祐は『電撃オンライン』とのインタビューの中で、本作を複数人によってこねられた粘土にたとえ、その点が気に入らなかった旨を話している[1]。
プレイヤー機は三種類用意されており、ゲーム開始時に任意の物を選択できる。
武装は以下の四種類。基本的な武装構成は全機とも同じだが、それぞれ性能が大きく異なっている。
ショット以外の武装は敵へのダメージ以外にも殆どの敵弾に対して消去効果がある。
また、ウィングレイヤーとロックオンショットを使用するには「METAストック」を1つ消費しなければならない。METAストックはMETAアイテムを10個回収する毎に1つ溜まり、最大10までストック出来る。尚、ゲーム開始時の初期ストック数は3。
敵や攻撃可能部位を破壊する、または自機がダメージを受けた際にアイテムが出現するが、METAストックの状態に応じて出現するアイテムが変化する。
アイテムは一度で多量に出現する事が殆どだが、攻撃をしない状態で一瞬待つとアイテムが自機に吸い寄せられる様になっている為、容易に回収出来る。
フィールドチェンジボタンを押すごとに、低難易度の「オーダーフィールド」と高難易度の「カオスフィールド」とを往き来する。フィールドチェンジの際は自機が一時無敵になり全敵弾を消去するが、一度切り替えた後は数秒待たないと再使用できない。
使用可能になった時、そのサインとして自機にオーラのような白いエフェクトが付く。
オーダーフィールドは敵の攻撃が比較的緩やかで、一度に出現するアイテムの数が多い反面、コンボ数を稼ぎにくいという短所がある。
これに対し、カオスフィールドは敵の攻撃が激しくなり、アイテムの出現数もオーダーフィールド展開時より少ない。一方で、カオスフィールドが展開されている時は、自機の攻撃力が上昇するほか、敵弾をロックできるロックオンショットが使えるようになるため、コンボ数を稼ぎやすくなる。
コンパイル倒産後、元スタッフの永田大祐はある3DCGスタジオの関係者から『アレスタ』の精神的な続編を作らないかという話を持ちかけられた[2]。この時点から、既にオーダーフィールドとカオスフィールドを裏返すというアイデアが含まれていた[2]。
その後、原案者がプロジェクトから脱退したものの、元コンパイルの営業部社員である木村拓史がマイルストーンを設立するにあたり、永田はコンパイルの元社員を呼び集めた上で本作の開発に当たった[2]。永田は原案の意図や設定を読み解きながら、一から開発しなければならなかったと4Gamer.netとのインタビューの中で振り返っている[2]。
結果として、本作の開発は多人数で「粘土をベタベタ弄るみたい」になってしまい、誰の作品なのか、誰が指揮するのかも決まっていないがためにストレスを感じていたと、永田は後に振り返っている[2][1]。
最終的に、完成したゲームの内容は、企画書からかけ離れたものとなった[2]。
本作のアーケード版は2005年1月にTOKYOアーケンドゲームランキング、ミディ・テーブル型ビデオゲーム部門1日あたりの売上トップ30において、18位にランクインした[3]。
本作のゲームキューブ版にあたる『カオスフィールド エクスパンデッド 』は週刊ファミ通のレビューにおいて40点満点中24点をとった。
レビュアーからは、ボスラッシュに限定されたステージ構成の斬新さや、大きな敵を倒したときの達成感の強さが評価された一方、その独特なシステム故に人を選ぶといった指摘や、シューティングゲーム特有の敵を打ち負かしていく爽快感が薄いという指摘が寄せられた[4]。
いずれも、本作のタイトル「カオスフィールド」という単語と結びついている。